2001年 旅遊中国 (絲綢之路) : 香港・深圳・广州

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June 23, 2001 (Saturday)

Hong Kong - China (香港 - 中国)

Air
関西空港(10:00発)→ 香港(赤鱲角)空港(12:30着)
日本航空 JL701便, 往復運賃・諸税等込 57,400円
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香港(赤鱲角)空港 バスターミナル

香港に到着。空港から出ると猛烈に蒸し暑い。空港バスターミナルより、香港郊外の上水站行きのバスに乗車。バスは高速道路をノロノロと走り、香港市街地に入る手前の青馬大橋を渡った所で、中国本土方向に向かう道に入る。時刻表通りの時間に地下鉄上水站前に到着。冷房の効いている駅前の商業ビルに少し入り涼んでから、地下鉄に乗り中国との国境(境界)の羅湖に向かう。

Bus
機場(13:10発)→ 上水站(13:55着)
龍運巴士 A43, 運賃 28 HKD(459円)
Metro
上水站 → 羅湖站(14:25着)
MTR 東鐵綫, 運賃 20 HKD(328円)

地下鉄羅湖站で下車し、駅構内にある中国ビザを即日発給してくれる中国旅行社へ。ビザ手数料380HKDと、証明写真代金40HKD、合計420HKD(6,890円)支払う。香港市内にある中国領事館では100HKDや150HKDでビザが取れるという噂だが、発給まで1日以上掛かるため、手数料を払っても即日発給のできる国境(境界)線にある羅湖で手続きするほうが、時間のない旅行者には価値がある。

それなりの数の旅行者が、同じようにビザの発給を待っているが、何故か私の順番が繰り上がったようで少し早めにビザを受け取ることが出来た。今回の中国旅行は、韓国から来た張さんと一緒に中国西域のシルクロードを見に行くということで、ここから行動をともにする。

Shēnzhèn - China (深圳 - 中国)

地下鉄の改札を出て香港の出境検査を受け、深圳河に架かる2階建ての橋を渡ると中国本土側の入境審査場がある。入国カードに記入し、10分程度行列に並んで入境審査を受け、中国本土に入国。羅湖口岸(出入境検査を行う建物)内にある旅行会社で、「値段の安いホテル」ということで鴻雁大酒店というところを予約してもらう。

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深圳 深南東路

羅湖口岸を出て、深圳站前の広場を縦断し、既に薄暗くなり小雨もぱらついている市街地を5分ほど歩く。20階建てくらいのマンションや雑居ビルた建ち並ぶ中に予約したホテルがあった。名前は「大酒店」だが、実質的には「招待所」(ビジネス旅館)レベルのところのようだ。すぐ近くに中国銀行のATMがあったので、クレジットカードで2,500元(37,500円)を出金。

ホテルにチェックインした後、深圳站前の商業ビル内の定食屋で夕食。豚肉の炒めもの定食(39元, 585円)。まだ香港価格…。深圳站ビルでICテレホンカード(50元, 750円)を購入し、さらに明日の广州までの鉄道切符も購入しておく。ホテルの部屋に戻り、スーパーで購入したインスタントラーメン紅焼牛肉麺(3.5元, 52円)を食べる。

Hotel
鴻雁大酒店, 2204号室
220元(3,300円)

 

June 24, 2001 (Sunday)

Shēnzhèn - China (深圳 - 中国)

ホテルの近くで朝食(魚片粥 8元, 120円)を食べ、站に向かう。

Train
深圳站(09:55発) → 广州东站(11:05着)
中国鉄路 T836次 新空調準高速 軟座 2車 8号, 運賃 75元(1,125円)

Guăngzhōu - China (广州 - 中国)

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準高速 軟座車の車内

深圳駅より準高速列車に乗り、广州东站で下車。駅前で、張さんが旅行会社経由で申し込んでいた广州から西安への列車の切符の引き渡しを受ける。運賃401元(6,015円)に加えて手数料が150元(2,250円)とボッタクリ価格。混雑して容易に予約が取れない鉄道切符ならではの商売だ。

西安へ向かう列車に乗るまで5時間ほどあるため、广州市内に観光に出かける。

Metro
广州東站 → 黄沙站
广州地铁1号线, 運賃 5 元(75円)
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广州 野味店が一掃された清平路

以前、下町の露店街となっていた梯云东路と清平路あたりを見に行くが、政府の「野味市場取締」(食用野生動物を売ることを禁止)によって露天は完全に消滅していた。中国伝統の下町を無味乾燥の清潔なビル群に転換して、海外から「動物虐待」のレッテルを貼られることを避けるためなのだろうが、観光客的には面白みがなくなった。

繁華街の下九路を見て歩いて、荔湾广场の商業ビルにあるKFCで昼食(17.5元, 262円)。

19世紀、イギリスやフランスが租界として造成した人工島である沙面島を見に行く。荔湾广场からは南へ1kmほど。ここだけは大都会の喧騒から隔離された観光地だ。昨冬、この島内にある广東省外事弁公室招待所に泊まったが、静かでいいところだ。

14時30分頃、バスに乗り广州火车站に向かう。

Bus
六二三路(14:30頃発)→ 广州火车站
巴士, 運賃 1 元(15円)
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广州站 候車室(待合室)

广州站の候車室(待合室)で列車の改札が始まるのを待つ。候車室に入場するのに5元(75円)の車票を購入。この入場券的なものは何なのだろう…。

Train
广州站(16:52発) → 西安站(翌日21:20着)
中国鉄路 K82次 新空調特快 硬臥 12車 13号上鋪, 運賃 401元(6,015円)

定刻通り、列車は广州站を出発し、韶关東・衡阳・长沙・武昌(武汉)・信阳・漯河・と京广線を北上し、そこから西に進路を変え陇海線を平顶山・洛阳・华山と停車して西安に至る。所要時間はおよそ28時間30分。

列車が出発してすぐに、食堂車で調理した炒め物とご飯を売りに来る。庶民向けの「ぶっかけ飯」弁当だ。値段は15元(225円)。广州を出発するときには薄曇りだったが、夜が更ける頃には列車の窓に雨が叩きつけるような状況になった。

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韶关东站
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列車内で購入した弁当(夕食)

June 25, 2001 (Monday)

ぐっすり寝ている間も、列車は時折大都市の駅に停車していく。たまに目が覚めてカーテンを少し開けて外を見ると、どこかの大きな駅に停車していたりする。6時15分頃目がさめ、ちょうど武汉市の武昌站に列車は停車したところだ。長江沿いの大都市で、明代ごろに北岸の汉阳・汉口と南岸の武昌を合わせて武汉と呼ぶようになったらしい。列車が停車した武昌は後漢末期に起こった赤壁の戦いで、孫権軍が大部隊を駐屯させた場所に発生した商業都市を起源とするそうだ。

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硬臥車の車内(通路部)
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硬臥車の車内(寝台部)

武昌站を出るとまもなく真っ茶色に濁った水が流れる長江を渡り、川の北岸にある汉口站に停車する。プラットホームにある売店で湯(スープ 5元)を買う。中華スープを期待したが、甘い味のものだった。

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洛阳站

車窓は水田や畑などが広がる農村地帯で、時折都市を通過していくという感じだ。農村の人は、7時前から農地に出て働いていて、日本のように農機を使うのではなく人力で作業している人がほとんどだ。10時頃、驻马店站当たりを境に農村の風景が一変し、ため池や水田が広がる青々とした水郷地帯から、黃緑色から黄土色をした小麦などの畑作地帯に移り変わる。さすが広い国土だけあって、列車の車窓を眺めているだけで農業地域分布とか植生とかが実感できてしまう。

昼食は食堂車へ。川魚の煮付けとご飯を注文(23.5元, 117円)。魚が少し生煮えっぽい状態だったが、こういう料理なのだろうか…。

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三門峡西站

昼を過ぎた頃、列車は京广線から陇海線に入る。15時過ぎ、後漢や髄の首都だった古都洛阳に停車。日没間近の18時頃、三門峡ダムで有名な三門峡西站に停車。1960年頃、黄河中流をせき止めて水力発電所を作った三門峡ダムは、まもなく上流から運ばれてくる泥が堆積し川をせき止め、上流域に大洪水を起こしたとされる。古都西安をも水没させる危険性が出てきたことから、三門峡ダムの建設は放棄され開発事業は失敗に終わったとされる。全知全能の共産党でさえ、黄河の泥水を制御できなかったわけだ。

夕食も車内のワゴン・サービスで購入(10元, 150円)。ご飯時になると、食堂車で作った炒め物などを入れた中華鍋を載せたワゴンがやって来て、乗客の目の前で紙の弁当箱などに入ったご飯の上にぶっかけてくれる。売り子の「早餐来了」「碗面来了」などの声を聞くと、乗客の目が輝くのがわかる。暇な車内で、唯一の楽しみがご飯だ…。

Xī'ān - China (西安 - 中国)

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西安站に到着したK82次特快

21時過ぎ、西安站に到着。西安站構内の旅行会社窓口で、駅から近くのホテルを予約してもらう。係員が、ホテルまで連れて行ってくれるという。既に辺りは真っ暗で、ホテルまで先導してくれるのはとてもありがたい。駅から1kmほど歩いた所にある光华宾馆。ビジネスホテル的な所なのだと思う。ツイン・ルームが1泊158元(2,370円)。

Hotel
光华宾馆, 805号室
158元(2,370円)