ポルトガル、ガリシアとパリ、ケルン旅日記 :
   リスボン、シントラ、コインブラ、コニンブリガ

map

 

December 13, 2008 (Saturday)

Amsterdam - Netherlands (アムステルダム - オランダ)

Train
Schiphol(16:31発) → Amsterdam Sloterdijk(16:45着, 16:58発)→ Amsterdam Centraal(17:03着)
運賃 3.2ユーロ(406円 当日往復券の半額)
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ダム広場のクリスマスツリー
Christmas tree at Dam

オランダの冬としてはそれほど寒い気温ではないのだろうけど、久しぶりに日本から行くと寒く感じる。16時キッカリ、日本からのKLMの便がスキポール空港に到着。BBCの予報では最高気温が2℃、最低気温は0℃。日本人的にはこの気温はとても寒いと感じる...。

アムステルダム郊外のスローテルダイク駅で乗り換えのため下車。駅の外に出てみると、水たまりがスケートリンクのように凍りついている。電車を乗り継いでアムステルダム中央駅へ。駅前のファストフード スタンド Smullersで買ったチキンバーガーとコロッケ(3ユーロ、380円)をかじりつつ、ダム広場へ向かって歩く。

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繁華街(歩行者天国)ライツェ通りとトラム1系統
Leidsestraat and tram

1年ぶりに見るダム広場(王宮前広場)の巨大なクリスマスツリー。今年は去年とは違って白のダイオードが加わっていて、雪が積もった雰囲気を出している。数日前に見た大阪の梅田のスカイビルでやっているドイツ・クリスマスマーケットのツリーの謳い文句が「世界最大のツリー」だったが、どうみても、アムステルダムのツリーの方が大きいです...

手袋をせずに写真撮影していたら、だんだん手の感覚が無くなってきてシャッターが押せない...。 もしかして、凍傷になりかけ?

中央駅からダム広場までのダムラック通りや、ダム広場から南へ伸びる繁華街カルファー通りには沢山の人が歩いている。リーマンショックで大不況に陥ったはずだが、クリスマスショッピングする人居るんですね... そういえば、アメリカもクリスマス商戦の始まりは昨年度より売上が上がったとか。 人間の心理ってわからないですよね。

Train
Amsterdam Centraal(18:59発) → Schiphol(19:15着)
運賃 3.2ユーロ(406円 当日往復券の半額)
Airline
Amsterdam Schiphol(20:50発) → Lisboa Portela(22:50着)
KLM1697

アムステルダム市内で2時間ほど過ごしてから空港に戻り、20時50分の飛行機でポルトガルのリスボンへ。ポルトガルはドイツやスペインといった西欧諸国と時差1時間あるので、所要時間3時間のフライトでも到着時間は2時間後の22時50分。BBCの予報でも欧州気象台の予報でも大雨と予想されていたが、着陸する飛行機からははっきりとリスボンの街並み(夜景)が見える。機長のアナウンスも「曇り」。飛行機を降りて外を見てみると、地面が濡れているのを除けば満月が出て晴れている。幸運なことに、予報は外れたようだ。

Lisboa - Portugal (リスボン - ポルトガル)

Taxi
リスボン空港(23:20発) → Rua Bernardim Ribeiro(23:35着)
TAXI 運賃 25ユーロ(3180円)

空港から、ネットで予約した新市街中心部付近のホテルへ。タクシーに乗ってプリントアウトした予約伝票を見せると、そのホテルを知っているらしく、「Centroは25ユーロ」という答えが帰ってくる。メーター使わないのかよ...

タクシーは、GoogleMapの最短距離検索で調べた経路通りに走り、20分弱でホテルの前に到着。20分で3000円とは日本並みに高いな。給与水準が日本より若干低いポルトガルでは、これをぼったくりと言うのではなかろうか。ホテルの付近で他のタクシーが客がもめている。もめているおっちゃんも、空港から今来たばかりで同じホテルに泊まるらしく、私の後についてやってきた。 彼も25ユーロ程度請求されて、ぼったくりではないかと食って掛かっていたようだ。物価の高い国のドイツ人(彼はドイツ人)にとっても高いと感じる料金って...

Hotel
Residencial Mar dos Açores
25ユーロ(3180円)/1泊

 

December 14, 2008 (Sunday)

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新市街の住宅街
Rua Luciano Cordeiro

夜中は雨が降っていたようで、窓の外でピチャピチャ音がしていたが、朝起きてみると外は快晴。これで雨雲がすべて通りすぎてくれたと思っていたのだが、今日は何度も嵐のような雨に遭遇することになる...。

ホテルで朝食を食べて、9時頃外へ。ホテル付近の街並みを撮影していたら、にわかに空に真っ黒な雲が広がり、滝のような雨が降ってくる。風が強いので、雲はすぐにどこかに吹き流されて行って快晴の空が戻ってくる。

近くの地下鉄駅(ポンパル侯爵広場)へ。市内交通の1日乗車券を購入(4.2ユーロ、530円)。券面に何も書かれていないので、1日券なのか1回券なのか見ただけでは判別が付かない。光にすかしてみるとICカードの特徴のアンテナコイルが見える。日本の切符より少し厚めの紙で、ICを封入しているとはなかなか技術が進化しているものだ。

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競歩大会 レスタウラドーレス広場
student racewalking tournament

新市街の目抜き通りのリベルターデ通りを旧市街へ向けて下ってゆく。大通りなのに車が全然走っていない。通り沿いには警官がちらほら立っている。マラソン選手のようなトレーニングウエアを着た人が道をジョギングしていたり...  もしかして、マラソン大会でもあるのかな。 旧市街にぶつかり、大通りが途切れるところにあるレスタウラドーレス広場までくると、マラソンゲート(風船で出来た門)がある。やはりマラソンをやるようである。ちょうど、午前中の学生の競歩選手権が始まろうとしているところだった。

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ロシオ広場、噴水
Praça de Rossio, fountain

リスボンは数年前に来たことがあるので、今日は郊外の歴史都市のシントラへ向かうこととする。ガイドブック(Lonely Planet)には工事中で閉鎖されていると書かれているロシオ駅は、改装が終わって営業を開始している。切符を買う。シントラまで1.7ユーロ(215円)。 地下鉄と同じデザインのICカードが出て来る。ICカード料金として0.5ユーロ徴収される。たった60円。日本でSUICAやICOCAを買うとカード料金が500円もするのとは大違いだ。フィリップスのMIFARE方式のICカードは単価が相当安いのだろうか...。

Train
Lisboa Rossio(10:21発) → Sintra(11:00着)
Linha de Sintra 運賃 1.7ユーロ(215円)+IC切符料金 0.5ユーロ

Sintra - Portugal (シントラ - ポルトガル)

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シントラ宮殿
Palácio Nacional de Sintra

電車は40分でシントラ駅に到着。運悪く雲が広がってきて、日差しがほとんど無くなる。駅と王宮の間にある谷を迂回する道路を歩いて、旧市街の王宮へ。入場券を売る窓口へ行くと、今日はなぜか入場無料のようである。0ユーロと書かれた切符を受け取り、館内へ。ポルトガルが世界の半分を支配するくらい隆盛を誇った15世紀に建てられたこの宮殿、内部は世界各地からの宝物を収めているのかなと思ってみたが、実際は世界各地の様式を取り入れた実用的な部屋が並んでいた。モザイクタイルが壁面を埋め尽くしているアラブの間や、天井に鳥が描かれた白鳥の間、カササギの間など結構地味な部屋が続いている。

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シントラ宮殿、白鳥の間
Palácio Nacional, Sala dos Cisnes

ふと外に目をやると、滝のような雨が降っている。雨の日は王宮観光(室内)に限りますね...。雨がやんで快晴になったのを見計らい、王宮を出て旧市街のすぐ横の山にあるムーアの城跡へ向かう。

道路を登ってゆくとだんだん強風になってくる。途中からは人間1人がやっと通れるレベルの山道になり、途中で行き方を聞いた地元のおっちゃんの予言である45分程度の山登りになった。城砦の門を入ると、切符を見せろといわれるが、ツアー客じゃないからそういうものは事前に持っているわけではない。5ユーロの切符を買い中へ。城といっても、城を取り囲んでいた城壁が急峻な山肌に沿って残っているだけの、城跡といったところだろうか。

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ムーアの城跡
Castelo dos Mouros, alcáçova

ざっと見渡した限りでは、城壁の内側には2組のカップルが居るだけで、他にはだれも居なかった。団体客が途切れたタイミングだったのか、それともこの時期に観光客などほとんど来ないのかは知らないが...。城壁、正確に言えば凹凸になった胸壁の上に出ると、人間が吹き飛ばされかねないくらいの強風が吹きつけてくる。見張り塔の上にはためくポルトガルの国旗が、ものすごい音を立ててはためいている。胸壁の凹んだところから下を見下ろす形でカメラを構えては見るが、すごい風圧で手元が揺れて写真を撮るどころではない。

北のほうから猛烈な勢いでどす黒い雲がやって来る。雨が再び降りだす前にシントラ駅へ急ぐ。

Train
Sintra(13:36発) → Queluz Belas(14:00着、14:23発)→ Lisboa Oriente(14:45着)
Linha de Sintra, Linha de Azambuja 運賃 1.95ユーロ(250円)

途中駅で並行して走るAzambuja線の列車に乗り換えるが、乗り継ぎ時間が20分もある。高層アパートが建ち並ぶ郊外住宅地の真ん中にある駅で列車を待っていると、プラットホームの屋根など全く役に立たないくらいの吹き降りの雨になる。列車が来るまで橋上駅舎に避難。

Lisboa - Portugal (リスボン - ポルトガル)

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オリエンテ駅に到着した近郊列車
train arrives at station Oriente

オリエンテ駅の切符売り場で、明日のコインブラまでの高速列車アルファ・ペンドゥラールの切符を買い、駅の横にあるショッピングモール内にあるスーパーCONTINENTEに向かう。以前、この近くのユースホステルに泊まったときに何度も利用した所だ。夕食の材料の調理済みのヒレ肉のステーキやサラダ、パンなどを購入。

Metro
Oriente → Anjos(15:50頃着)
Metro 1日券 4.2ユーロ(530円)

地下鉄のAnjos駅を出たところに大量の消防車。火事のようだ。だらだらと長い坂道を登ってホテルに戻り、キッチンで早速夕食を温めて食べる。食後、旧市街へ向かう。ホテルのある地区は、新市街の台地の一番高いところにあるようで、東西南北どちらに向かう場合も下り坂。旧市街の方向へ行くバスが来たので、乗ってみる。広大な軍学校や総合病院の間を抜けて坂道を下って行くと、旧市街の北端のフィゲイラ広場。

Bus
Rua Joaquim Bonifácio → Martim Moniz‎(17:05頃着)
Metro 1日券 4.2ユーロ(530円)
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アウグスタ通り
Rua Augusta

旧市街のメインストリートであるアウグスタ通りのクリスマス電飾は、何年か前に来たときより少し地味になったようだ。通りの真ん中に、煙を吐きまくっている焼き栗屋のリヤカーがあるのは、以前のままだ。この煙何とかしろよ... とは、この地の人は思わないようだ。

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アウグスタ通り勝利の門
Arco do Triunfo da Rua Augusta

テージョ川に接する旧市街南端のコメルシオ広場にたどり着いたころ、ちょうど夜景撮影のタイミングになる。私と同じく、地元のオッチャンも三脚を立てて空の色が赤紫色から群青色に変化するタイミングを見計らっているようだ。そのオッチャン曰く、シャッタースピードは最低感度で5秒くらいがいいだろうと...。自分は手持ちで撮ってるんだから、1/10秒が限界だ! 画質はあきらめてる (笑

Metro
Rossio → Anjos(18:50頃着)
Metro 1日券 4.2ユーロ(530円)
Hotel
Residencial Mar dos Açores
25ユーロ(3180円)/1泊

 

December 15, 2008 (Monday)

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地下鉄アンジョス駅
Metro station Anjos

早朝に雨が降って、起きたときにはすでに快晴になっていた。オランダやドイツなどのように冬の日の出が極端に遅いということはないので、感覚的には結構楽だ。今日は昼ご飯が食べれるかどうかわからないので、ホテルで朝食を少し多めに詰め込んで、9時少し前にチェックアウト。国立病院や陸軍駐屯地などがある地区の坂を下ってゆき、地下鉄Anjos駅へ。昨日購入した1日券(ICカード)に新しい切符を書き込めるか試してみたが、だめなようだ。券売機が回数券の再書き込みにしか対応していなかったようだ。

Metro
Anjos → Oriente(09:15頃着)
Metro 運賃 1.3ユーロ(160円)
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バスコ・ダ・ガマ ショッピングモールとサン・ラファエル ビル
Vasco da Gama shopping mall and Torre de São Rafael

高速列車の乗車時間まで1時間弱あるので、オリエンテ駅の横のバスコ・ダ・ガマ ショッピングモールを抜けてテージョ川沿いの広場へ。1998年の万博の時に建てられた、まるで現代芸術の作品のような建物やオブジェが建ち並んでいる。国の経済力に見合わない公共工事をしまくった結果、財政破綻してしまったのはこの国も日本と同じだ。

駅に戻ると、私が乗るはずの高速列車(アルファ・ペンドゥラール)が到着するはずのプラットホームには、1本前のローカル列車が停車したままだ。ローカル列車が10分ほど遅れて出発してゆき、特急は出発予定時刻の1分くらい前にやってきた。イタリアの少し古いタイプの高速列車ETR460と同じもので、お隣のスペインがTGVタイプの列車を走らせていることに対する競争心もあるのかもしれない...

私の乗った車両は定員の半分くらいの客しか乗っておらず、当日券を購入しても十分だと思った。リスボンを出て少ししてから時速230kmくらいで走ったかと思うと、その後はひたすら時速140km程度ののんびり運転。在来線を無理やり走っているから、通過駅で減速するわカーブで減速するわの繰り返し。15分遅れてコインブラ-B駅に到着。

Train
Lisboa Oriente(10:10発) → Coimbra-B(11:55着、12:00発)→ Coimbra-A(12:05着)
Alfa Pendular 182 運賃 20.5ユーロ(2600円)

Coimbra - Portugal (コインブラ - ポルトガル)

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コインブラ-B駅に到着したアルファ・ペンドゥラール
station Cimbra B, Alfa Pendular arrives

列車から下車しようと座席からデッキへ向かうと、デッキ横の荷物棚に巨大なスーツケースを格納している中年夫婦がスーツケースを取り出すのに死闘している。列車が駅に到着してからもスーツケースがドアのところに引っかかりえらいことになっている... 他の乗客が降りれないんですけど(笑

仕方なく、車両反対側の出口へ。すでに乗客が乗り込んできており、人をかき分けてやっとのことで下車。直後に発車ベルがなり、ドアがロックされる。例のスーツケース夫婦はとうとう降りてこず、列車とともに去っていった。旅行とは、いつ銃弾が飛んできても、すべての荷物を抱えて50mを10秒以内で走りぬけるだけの... は私の心構えだが、少なくとも、列車を降りるときに歩みを止めてスーツケースを引きずり出さなければならないくらいの荷物を持ってくるなんて、アホの極みである。アホ夫婦の後ろで降りるのを待っていた何人かはどうなったんだろうか...

プラットホームでGPS受信機を作動させてGoogle Mapで現在地を表示すると、コインブラ-Bという郊外の駅のようだ。駅員に聞くと、街の中心までシャトル列車があるようである。特急が遅れたので、シャトル列車も律義に待ってくれていた。街の中心のコインブラ-B駅(終点)で降りて、Google Mapのルート検索で予約したホテルComfort Innまで順調にたどり着く。最近は、ガイドブックも見なくなったなぁ...便利な時代になったのか、情緒が無くなったのかはわからないけどね。

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コインブラ大学、法学部
Universidade de Coimbra, Faculdade de Direito

ホテルに荷物を置いて、明後日乗るバスのチケットを買うために、1kmほど北にあるバスターミナルへ。チケット売り場へ行くと、(シェスタの時間だから?)14時に出直して来いと言われる。ラテン時間、恐るべし (笑

それなら観光を先にということで、ホテル付近まで引き返し旧市街へ向かう。この街の最大の観光地である丘の上の大学へ。なんでも、ポルトガルで最も古い大学だそうで、13世紀の創立だそうだ。Wikipediaによれば、世界でも創立が最も古い部類の大学だそうだ。

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コインブラ大学、ジョアニナ図書館
Universidade de Coimbra, Biblioteca Joanina

大学図書館(ジョアニナ図書館)の入場券(4.5ユーロ)を買って、まずは17世紀に造られた鉄の門をくぐって法学部の中庭へ。大学のほとんどの建物が現代建築に建て替わってしまっているのに対し、この法学部の中庭に面した建物、時計塔、図書館やチャペルなどが最も古い部類に入るのではないだろうか。16世紀に大学がリスボンからこの地に再移転されたときの建物もあるんじゃないだろうかというほど、古い建物に囲まれた広場だ。

約20万冊の「国王が買い集めた古い本」が格納されている図書館を見学する。アイルランドのダブリンにある大学図書館と同じような感じで、こちらのほうが狭い。

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学生オーケストラの演奏、バルバサ門
student orchestra, at Porta da Barbacã

大学の構内は勝手に入っていける場所がかなりあり、古い建物を見物するにはうってつけの場所なのかもしれないが、セキュリティ上どうなんだろう... 最近の大学は、磁気カードやICカードでロックされたドアが建物の入り口や扉についていたりするところが多いので、こういう昔ながらのオープンなところは親しみやすいとはいえる。(私が大学生のときは、もちろん、磁気カードなんて導入されていなかった)

大学から旧市街の目抜き通りに降りてくると、目抜き通りに面したバルバサ門の前で大学生のオーケストラのコンサートをやっている。クリスマスの時期に、クリスマスソングじゃない曲を...

17時ごろにバスターミナルへ行き、切符を買う。サンティアゴ・デ・コンポステーラまで38ユーロ。所要時間は多分10時間? 直通バスがあってよかった。

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5月8日広場、市庁舎とサンタ・クルス修道院
Câmara Municipal and Mosteiro de Santa Cruz

再び旧市街に戻り、市役所やサンタ・クルス修道院の裏側にくっついているレストランへ。魚のグリルを頼む。1匹丸ごと出てきて、6ユーロとは格安だ。レストランの名前がMANGAとなっていたので、日本の漫画と関係があるのかと思えば、レストランに併設されている16世紀に建てられた古い噴水の名前がJardim da Mangaらしい。メニューとともに、解説パンフレットをもらった。

18時、日が沈んで暗くなったので、旧市街の夜景を見に行く。リスボンより小ぢんまりとまとまっていて、こちらの方がのんびりと見てまわれる。昔は電球の飾りつけが多かったけども、最近はどこでも流行で白や青のLEDが多くなっている。青ばかりになると雰囲気悪いから、何とかしてほしいけど... この街の電飾は、昔ながらの電球色や赤や緑のクリスマスらしい色使いでホッとする。

Hotel
Hotel Comfort Inn Almedina Coimbra 417号室
40ユーロ(5080円)/1泊

 

December 16, 2008 (Tuesday)

朝7時、外はすごい霧だ。1kmも離れていない旧市街の丘にある大学の建物が完全に霧の中に隠れている。モンデゴ川が霧を運んできたのだろう。

朝食を食べてから、Lonely Planetに書かれている「コニンブリカ行きバス停」がホテルの近くなので、そこに向かう。(歩き方には駅前から出ると書かれているが、どっちか選択しろと言われれば、日本人の書いたのは信用ができないので...)

コニンブリカへのバスは、9時、9時30分と夕方の3本しかない。遺跡の2km手前のコンデイシャ・ア・ノヴァまでなら、30分に1本の割合でバスが走っているが、初めて行く場所なら直行バスが楽だろう。

外は意外に寒く、5℃以下になっている感じがする。10分くらい遅れてやってきたバスは、途中の小さな村で客を乗降させながら、さらに遅れが増していくようだ。案の定、すべての乗客はコンデイシャ・ア・ノヴァで降りてしまい、そこから5分間掛かる終点の遺跡前まで乗っているのは私だけ。そりゃ、1日に3本しか直通していないのも分かる気がする。

Bus
Coimbra(09:10発)→ Conímbriga(09:50着)
運賃 2.1ユーロ(270円)

Conímbriga - Portugal (コニンブリガ遺跡 - ポルトガル)

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噴水の邸宅
Casa dos repuxos

遺跡が開く10時ぎりぎりに到着。他に客がだれも居ないので、余裕の一番乗りである。朝方出ていた霧は、ほとんどどこかに吹き飛ばされてしまい、遺跡の横の谷間にうっすらと雲か霧が漂っているくらいだ。

遺跡の入り口に、小さな掲示板が地面に刺してあり、「このような新しい説明板を取り付けるため、古いのを取り外しています。ご迷惑かけます」と言うふうに書かれている。ご迷惑どころか、遺跡のどこにも説明板が存在せず、何を見ているのかさっぱりわからない。紀元前2世紀から紀元後5世紀ごろまでに使われていたローマ文明の都市遺跡で、劇場、公共浴場、トイレ跡程度なら見た感じで分かるが、その他のものはなんのこっちゃら...

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Casa de Cantaber

イベリア半島最大のローマ遺跡という謳い文句だが、さすがにローマ帝国も欧州最西端のこの地にはそれほど力を入れて街をつくらなかったのか、それとも戦争などで破壊しつくされて、めぼしい建物が残らなかったのか。

同じくローマ帝国の端に位置したドイツのケルンやイギリスのカーライルにローマ遺跡を見にいった時は、もっと破壊されつくした単なる石の残骸を丁寧に展示されている博物館を見学した記憶がある。それに比べて、たった10%しか発掘せず、発掘された遺跡もほぼ放置プレイのコニンブリガ遺跡だが、素人の目には見所が多いように思える。建物の支柱や床面のモザイクタイルが、ほぼ完璧な形で至るところに露出しているのは、とても魅力的な場所だ。これで、説明板があれば...

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コンデイシャ・ア・ノヴァのバス停
Igreja de Santa Cristina and bus stop

遺跡に1時間ほど滞在してから、歩いてコンデイシャ・ア・ノヴァへ向かう。コニンブリガに次のバスが来るのは13時なので、村まで歩いたほうが時間を無駄にしなくて済む。往路のバスがコンデイシャ・ア・ノヴァの中心のバス停に停車したときに、Google Mapで「お気に入り登録」しておいたため、少しも道に迷うことなく村の中心まで到着。小さい村ながら、5階建てくらいの新しいマンション群が建ち並んでいる。コインブラのベッドタウン化しているのだろうか。

Bus
Condeixa-a-Nova(12:05発)→ Coimbra(12:40着)
運賃 1.95ユーロ(250円)

Coimbra - Portugal (コインブラ - ポルトガル)

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旧大聖堂
Sé Velha

昼食は、ホテルから市役所に向かう途中あたりにある、ポークステーキのサンドイッチを売っているバーに行く。この地での呼び方はビファーナというらしい。ポークステーキと卵焼きなどをパンに挟んで売っていて、ビールやワインなどとともに立ち食いするカウンターがある立ち食いの店で、ものすごい数のお客さんが来ている。ビファーナが1個1.2ユーロ(150円)と格安だ。

昼からは旧市街の丘をぶらぶら歩く(登り降りする...)。新大聖堂、旧大聖堂の両方ともが無料で入場できる。旧大聖堂の回廊だけが1.5ユーロ徴収されたが、観光向けに整備されていない雰囲気で、両方とも巨大なロマネスク様式の大聖堂という感じだ。

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ヴィスコンデ・ダ・ルズ通り
R. Visconde da Luz

長期予報では雨ばかりという予報だったが、コインブラに来て以来快晴が続いている。このまま良い天気の方向に予報が外れてくれればありがたい。

Hotel
Hotel Comfort Inn Almedina Coimbra 417号室
40ユーロ(5080円)/1泊