スカンジナビア・北極圏旅日記 : 旅程表、支出、その他

旅程表

日付 行程 支出 参考気温
June 22 (Sat) Amsterdam Schiphol空港20時30分 → Helsinki空港23時40分 (KL161)
空港24時頃 → Helsinki市内 (TAXI)
泊 Seaside Hotel
22.5NLG
50FIM
 
June 23 (Sun) 泊 Seaside Hotel 454FIM 8℃~17℃
June 24 (Mon) Helsinki港18時 → (フェリー:シリヤライン・セレナーデ号) 122FIM 5℃~17℃
June 25 (Tue) → Stockholm港9時
泊 Skeppsholmens Vandrahem (YH)
525SEK ~17℃
June 26 (Wed) 泊 Skeppsholmens Vandrahem (YH) 478SEK 12℃~21℃
June 27 (Thu) Stockholm中央駅17時43分 → (904列車) 160SEK 8℃~20℃
June 28 (Fri) → Boden駅7時26分(904列車)
Boden駅7時50分 → Narvik駅14時5分(994列車)
泊 Breidablikk Gjestgiveri (ペンション)
672NOK ~12℃
June 29 (Sat) Narvik駅10時30分 → Boden駅16時52分(981列車)
Boden駅17時38分 → (901列車)
80NOK
60SEK
7℃~
June 30 (Sun) → Stockholm中央駅7時32分(901列車)
Stockholm中央駅23時42分 → (399列車)
156SEK ~17℃
July 1 (Mon) → オスロ中央駅7時32分(399列車)
Oslo中央駅8時 → Myrdal駅13時15分(609列車)
Myrdal駅13時41分 → Flåm駅14時35分(1861列車)
Flåm港14時40分頃 → Gudvangen港16時30分頃(フェリー)
Gudvangen16時50分 → Voss18時(BHVバス950系統)
泊 Voss Vandrerhjem (YH)
849NOK  
July 2 (Tue) 泊 Voss Vandrerhjem (YH) 45NOK  
July 3 (Wed) Voss駅8時45分 → Bergen駅9時58分(615列車)
Bergen駅23時 → (606列車)
225NOK ~12℃
July 4 (Thu) → Oslo中央駅7時(606列車)
泊 Oslo Vendrerhjem <Holtekilen> ,Stabekk
420NOK ~18℃
July 5 (Fri) Oslo中央駅22時43分 → (383列車) 210NOK 10℃~16℃
July 6 (Sat) → Copenhagen中央駅7時42分(383列車)
泊 Copenhagen Youth Hostel
220DKK ~19℃
July 7 (Sun) Copenhagen中央駅8時33分 → Korsør駅9時53分(列車)
Korsør港9時58分 → Nyborg港11時7分(DSB航走船)
Nyborg駅11時19分 → Odense駅11時48分(3129列車)
Odense駅14時56分 → Nyborg駅15時18分(3144列車)
Nyborg港15時27分 → Korsør港16時35分(DSB航走船)
Korsør駅16時50分 → Copenhagen中央駅18時13分(列車)
Copenhagen中央駅22時5分 → (1236列車)
220DKK 10℃~21℃
July 8 (Mon) → Amsterdam中央駅9時48分(1236列車)
泊 Hotel Van Onna
105NLG  

両替レート

現金両替レート

クレジットカード利用レート

物価

長距離鉄道運賃(ユーレールパス利用)

フェリー運賃

地下鉄・バス運賃

乗合タクシー

宿泊の値段(実際に払った金額)

食料の値段

コインランドリー

テレホンカード

旅の感想

スカンジナビアの国々について思った事

スカンジナビアの国々を短期間に駆け足でめぐったが、その中で最も印象強かった事といえばゆったりとした町並みと、異様に清潔な事が印象強い。
人口が日本に比べ少ない(1カ国あたりの人口が1000万人いない)のだから、人がうじゃうじゃいないはずだ。首都の人口も日本でいえば中核都市規模の人口なので、ゆったりとしている。繁華街と言っても、1本道を隔てれば静かな住宅街のところが多い。これくらいの人口密度がゆったりしていていいと思う。日本の人口が減っているという報道が近頃よくなされているが、良い傾向なのではないだろうか。人口が減れば、今のようにぐちゃぐちゃの過密都市に住まなくても済むようになる。
また、道路や公園をはじめ、あらゆる所の清掃が行き届いているように感じる。道路や建物が新しいというわけでない。
スカンジナビアの国々のこざっぱりとした町並みを見ていると、日本の町並みが気になってくる。スカンジナビアの国々も日本も高福祉国(を目指している)なのだが、そのアプローチの仕方がずいぶん違うなぁと考えてしまう。
スカンジナビアの国々に比べて、日本の福祉は「物を造るための福祉」だと痛感する。大量に工事をして物を造るのでなく、住む人の行動様式を変えればそれなりにきれいな町並みになるかもしれないと思ったりする。

旅行者のための交通事情

夏至の頃は、スカンジナビア観光のハイ・シーズンだ。世界中から観光客が集まる。当然、バックパッカーも大量に集まってくるので列車は混雑する。各国の国鉄は、ハイ・シーズンだからといって、列車の大増発をしたりしないようだ。

スカンジナビアの国々を発着する列車の予約は、スカンジナビア各国の国鉄駅で出来る。今回の旅では、ナルヴィクからノルウェーの海岸沿いを南下しようとしたのだが、ボードーからトロンハイムまでの列車が満員でルートを変えざるをえなかった。ナルヴィクからストックホルムまで戻る列車も満員だったので、とにかくナルヴィクまで行き、その後の行動を決めた。
結果的には、ナルヴィク駅でボーデンからストックホルムまでの夜行列車の予約が取れたので、無事ストックホルムまで戻ることが出来た。もし、予約が取れなかったらバスで南下する事となっていただろう。(バスも満員だと聞いている)

どこに行ってもいえる事だが、日本人の旅行期間は大変短い。1週間とか2週間が多いと思う。他国の旅人は1ヶ月単位で旅にくるので、列車を始めさまざまな予約事に不利だ。
自衛手段といえば目的地に入ったとたん、すべての予約を取ってしまう事。スケジュールが決められてしまい、息苦しいが、帰る時期が迫っている場合には仕方がない。

宿泊

スカンジナビアの国々の物価同様、宿泊費も高い。ユースホステルの宿泊費も高めに設定されているが、その他のホテルなどに泊まるのに比べれば...。

ユースホステルは1泊2000円くらいで泊まれる。東京や大阪のユースホステルに泊まるのと同じくらいの価格だ。快適さや、安全性も東京や大阪のそれと変わらないように感じた。食事の価格も朝食500円くらい、夕食800円くらいなら、東京や大阪のそれと変わらないだろう。
スカンジナビアのユースホステルで、いまいちなのは風呂の設備だろうか。日本のユースホステルは風呂には力を入れてるからねぇ。

ユースホステルはどこも満員だ。主な客層は若者の団体、老人の長期宿泊、バックパッカーだ。若者の団体の日程と重なった場合、満員で泊まれなくなる事を覚悟しないといけない。あらかじめ電話で確認しておけば、無駄足を踏まなくて済む。
泊まった個々のユースホステルについては、ストックホルムは長期滞在の老人が多数いる。オスロは市内のユースホステルは満員で、スタベックのユースホステルに泊まったので何ともいえない。スタベックのユースホステルは長期滞在の中年以上の夫婦が多かった。ヴォスのユースホステルは、団体客が連日来ていた。コペンハーゲンのユースホステルは、市内に近い方が満員で、ベラ・センターに近い方に泊まった。こちらは収容人数も多い代わりに、団体客と家族連れが多数を占める。宿泊者に対するバックパッカーの割合は低い。なお、コペンハーゲンのユースホステルには、ちゃんとしたキッチンと、ランドリーがある。

スカンジナビアの国々では、安宿というか、ゲストハウスのようなものはなかなかないと思う。現地で聞いた話しによれば、中近東などから労働に来ている人たちのための安宿はあるらしい。

食事

食べる事と、ショッピングを旅の目的としている旅行者でないかぎり、限られた予算でまともな食事をするのは難しいと感じた。食事にかかる値段は、日本と同じか少し高いくらい。
スーパーマーケットには、ポテトサラダやマカロニサラダを始め、野菜類から、ハム、チーズなどサンドウィッチの材料がそろっているのでそちらに流れる事が多かった。

特に、オスロ駅内にあるスーパーはそういうものを多数取り揃えてあったので助かった。その外の駅にも、コンビニ程度はあるので最低限の食料はそろう。ストックホルムにはセブンイレブンがあり便利だったし、ヴォスやスタベックではガソリンスタンド(ESSO)にコンビニがくっついていたりした。

国境

スカンジナビアの国々の国境で、パスポートコントロールはなかった。キルナ 〜 ナルヴィク、ストックホルム 〜 オスロ、オスロ 〜 コペンハーゲンで国境を越えているはずだが、パスポートを出した覚えはない。
また、これらの国々の間を結ぶ夜行列車で車掌がパスポートとチケットを預かるところもなかった。

デンマーク 〜 ドイツの国境を越えるところでは、ちゃんとパスポートコントロールがやってきた。

検札についても、他のヨーロッパの鉄道と違い頻繁にやって来る事も無いし、夜行列車でチケットが回収されたりもしない。

逆に言えば、スカンジナビアの国々の滞在期間は一本化されていて、ヴィザの期間を延ばしたければスカンジナビアの外に出て戻ってくる必要があるように思う。

安全

とても安全だった。どこに行っても危険そうなところはなかった。(変な言い方をすれば、スリルのない国だったのかもしれない)

気候

6月から7月に訪れたのだが、日本の3月から5月の気候だった。ストックホルムではたんぽぽが咲いていたし、日本で春に見られる植物が目立った。
ナルヴィクやヴォスは寒かった。雨が降っていたせいもあるだろうが、日本の3月初旬の気候だった。
長袖の服とジャケットを持っていってちょうどよかった。