DECEMBER 20 | 深圳(广東省) |
HONG KONG - CHINA(香港、中華人民共和国) |
Airbus A330 の CX503 便はほぼ定刻どおりの13時50分に香港国際機場( 赤鯔角機場 ChepLakKok )に到着した。機場快綫站のATMでとりあえず港幣700元を入手し、バス停へ。14時40分発 A43系バスで上水KCR車站へ。いつもながら、香港内は制限速度を厳密に守った運転で40分程度掛かる。バスには广東省に出張できた日本人ビジネスマンが何人も乗っていた(初めての出張なのか、盛んに手機(携帯電話)で現地駐在員と連絡を取っていたが…)。外は土砂降りの雨。15時20分のKCR(九廣鐵路)に乗り換え、15時35分羅湖站着。 (A43系バスのこの経路が経験上 最短時間なのでよく利用する) |
SHEN ZHEN - CHINA(深圳 / 深セン、中華人民共和国) |
口岸大楼の出口にある旅社で火車站近辺の酒店を予約してもらう。(華僑酒店 手数料込みで220元) 口岸大楼とは京九線をはさんだ向こう側にあるが、人行橋に屋根があるので濡れずに行く事が出来る。(だが、床面がずぶぬれで照明も暗いので滑らないように用心…) ほとんど濡れずに華僑酒店に到着。100元の押金を払い部屋(913房)へ。200元超だけあって、なかなか快適そうだ。 腹も減ったことだし、火車站へ。とりあえず明日からのクリスマス休暇の予定を確定しなければならない。列車の切符が予約可能かどうかで行き先がまったく変わる予定。口岸大楼から火車站へ続く建設路は地鉄工事のため新しい通路となっている。地鉄は2002年春に開業の当初予定が、いつのまにか2004年春まで延期されているようだ。(工事現場の許可掲示はいまだに竣工日期2002年1月のままだが…) |
とりあえず、第一希望の桂林までの切符があるかと聞くと、なんと硬臥が空いているという。切符入手。180元。なかなか順調な滑り出しだ。 (今回の予定は第一希望 桂林、第二希望 長沙・岳陽、第三希望 昆明) 站前にある羅湖商業城へ。大快活で焼味四寳飯 23元 を食べる。外の雨は小降りになってきた。工事中の站前を抜けて人民路を北へ。建ち並ぶ高層ビルのきらめきは東京のそれを上回るような気もするが、道路の暗さは日本の地方都市並かもしれない。華潤超級市場でカップラーメン(3.2元)・農夫山泉(1元)・リンゴ1個(1.9元)を買う。以前はローカルなスーパーと思っていた華潤が、実は華南では最大級だと知ったのはつい最近のことだ。欧美(欧米)系に対抗して全国展開し始めたそうだ。 |
DECEMBER 21 | 深圳・广州(广東省) |
SHEN ZHEN - CHINA(深圳 / 深セン、中華人民共和国) |
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GUANG ZHOU - CHINA(广州、中華人民共和国) |
地鉄に乗り西門口 (XiMenKou)
へ。桂林行きの列車は18時30分発なので、6時間程度广州市内で時間をつぶす必要がある。約8kgのバックパックを背負って越秀区の下町を歩く。
西門口 → (人民路を南下) → 上下九路・荔湾广場 → 旧 清平市場 → 沙面 → (一徳路を東へ) → 石室大聖堂 → (北上) → 光孝寺 → (バスで) → 广州火車站 という経路(直線で測っても 約9km)を17時までぶらぶら歩いた。 |
昼食はこのあたりに来たときにいつも入ると決めている珠璣路の清平薬材市場近くの食堂。魚香茄子飯を8元で食べる。その後、十三行路を石室(大聖堂)に向かって歩いていると、カリフォルニアから来た日系人の宗さんと一緒になり、目的地(石室)も一緒だとわかる。正月用品を売っている地区を抜けてしばらく行くと石室の前に出る。門は固く閉ざされており、中から出てきた牧師が(観光目的の)入場できないと言う。宗さんはクリスチャンなので交渉の結果礼拝ということで入場できることになった。 宗さん(長沙に行くらしい)とはここで別れて、私はさらに北上して光孝寺までぶらぶら歩く。道すがら、蒸し物の露天や面粉屋で食べながら行くので、かなり時間がかかる。 |
17時、人民中路から超満員のバスに乗り、交易会前へ。火車站は3年ほど前に出来た地下道を通ってすぐ前だ。列車を待っているのか、単に野宿しているのか謎の群集を掻き分けて站に入り候車室へ。桂林を通る柳州行きは人気が無いのか、待っている人が少ないなと思っていたら、18時ごろにはやはり超満員となる。18時15分ごろ、K36次の乗車開始がアナウンスされる。部屋の半分ほどの人が一斉に列車に向かって殺到する。 K36次 柳州行きは定刻より1分早い18時29分に广州站を出発した。列車は一路
京九線を衡陽へ向けて北上する。桂林へは衡陽から南西へ向かうという迂回コースなので、列車よりバスのほうが短時間で到着する。 |
DECEMBER 22 | 陽朔(广西壮族自治区) |
GUI LIN - CHINA(桂林、中華人民共和国) |
出站口よりいったん站の外に出る。客引きがわっとやってくる。タクシーだとか、漓江下りだとか、酒店だとか… コレに引っかかるやつがいるのかと不思議に思う。售票処(切符売り場)へ。12月26日の广州へ戻る列車の硬臥があいているか聞いてみる。服務員「没有!」。しかしながら軟臥はあるという。値段は倍とのこと。そのあたりを詳しく聞くために、站の案内所へ。桂林站には25日と27日は硬臥、26日は軟臥の席が割り当てられているようだ。香港出発日を30日に予定しているので、できれば27日には广州へ行きたい。(广州に1泊したい) 再び售票処へ行き、先ほどの服務員のおばさんに切符を注文。272元。 站を出て、中山南路を5分ほど歩き桂林汽車站へ。售票処で陽朔 (YangShuo) までの切符(7.5元)を買う。券面を見ると、出発時刻は5分後の9時ちょうどとなっている。改札のおばさんにバスまで案内してもらう。「平楽 (PingLe) 」行きのバスに乗り込むとすぐに発車。市内中心部をゆっくり走り客を拾いながら陽朔へ向けて走ってゆく。 桂林市を出ると、奇岩に囲まれた道(公路312線)を快調に走ってゆく。途中小さな町の中心部に停まりながら、約1時間20分で陽朔の料金所(陽朔県二級公路収費站)を通過する。(乗っていたミニバスはETC装備なので通過…) 郵局前で降りる。10時20分、やっと最終目的地の陽朔に到着。香港国際空港から約40時間。 |
YANG SHUO - CHINA(阳朔 / 陽朔、中華人民共和国) |
ガイドブックの地図を見ると、西街 (XiJie)
という通り沿いに酒店やドミトリーが並んでいるようだ。さっそく西街に向けて歩き出すと客引きが現れる。とりあえず客引きを相手する気力も無いので無視して西街の方へ向かう。 貸自転車屋やまともな建物の酒店の地区を過ぎると、中国とは思えないような「あやしい」地域に入る。浅草の門前街の店を完全に外国人向けにして、大江戸博物館風の建物にしたというか… (ガイドブックには東南アジアのバックパッカーが集まる町風と描写されている) こぎれいな町並みに、西洋人相手のみやげ物屋やレストランが軒を連ねている。単に漢字をあしらったTシャツや、どうみてもシルクスクリーン印刷としか思えないような大量生産の水墨画風掛け軸とかが売られている。(「没有飯店」とかとんでもない名前のレストランまで有る。) 歩き方ガイドブックによると「西海飯店」というのがパッカーの集まるドミトリーらしい。が、今回の旅行は短期間なので格安情報の交換も必要なさそうだし、のんびりと独りになりたかったので他の静かそうな所をあたることとする。 県前街 (XianQianJie) を突き当りまで行くと、やっと人通りが途切れて静かになる。何件かホテルがあるが、最も落ち着いた場所にある(県庁舎前にあり繁華街に面していない)丁丁客棧 (Blue Lotus Hotel) という旅社にする。入り口の受付で一泊幾らか聞くと70元だそうだ。とりあえず2泊分の料金と押金100元を払う。部屋にはまだ誰かいるらしく、とりあえず荷物を預けて外へ。
昼食を食べに行くことにする。畳翠路 (DieCuiLu) をバスターミナル方向へ歩いてゆく。市場前のレストランは夕食向けのようだ。結局汽車站の建物にある砂鍋飯屋で豚肉の野菜炒め(10元)を食べる。畳翠路のネットカフェ(6元/hour)でメールなどをチェックしてから、ホテルに戻る。荷物を部屋に入れ、とりあえず顔を洗う。 陽朔には4日居る予定なので、大まかな予定を立てる。明日は漓江下り(上り)、明後日は月亮山の見える高田鎮へサイクリング、明々後日は… その場になって決める。という予定。 まずは、漓江上り(または、下り)の情報を集める必要がある。旅行に出る前日に購入した「歩き方」には「漓江下りは外国人料金460元のものしか参加できない。出発は桂林から。」と断言されている。さすが、当局言いなり・ツアー優先の日本の出版社だ。先ほどネットカフェで調べた結果では陽朔から漓江上りのツアーがあり、100元以下で参加できるようだ。外国人が集まる西街へ出かける。外国人(特に西洋人)のために書かれた英語交じりの看板を出した旅行社が何件かある。どこも漓江関連を扱っているようだ。適当な一軒に入り、値段を聞いてみる。なんと60元だそうだ。早速予約。 |
■陽朔公園 (YangShuoGongYuan)
汽車站の隣にある陽朔公園へ。中国人は無料で中に入っていくようだが、外国人とばれてしまった私は入場料(9元)を取られる。入り口のすぐ近くには、「電動娯楽車」のコーナー。といっても、寂れきっている… 服務員がベンチに座ってマージャンをしている。メリーゴーランドや子供が乗る「単にゆれるだけの乗り物もどき」がさびし〜く置いてある。子供連れの中国人が「そんな寂れたものでも、いかにも楽しそうに」遊んでいる。さらに公園の奥に向かうと、「妖艶舞踏」とかいうのを洞窟の中でやっている。別料金。ぜんぜん妖艶じゃあない出演者のおねえちゃんが洞窟から手前の事務所のほうへ歩いてきていたが、こういうアトラクションは中国ではよく見かける部類だ。ゲートボール(?)場を通り過ぎて、革命烈士柱の向こう側に小高い山(西郎山)に登る階段がある。 |
山を降り、反対側の出口から外に出る。酒店で買った地図(5元)には「盆景園」というのがあると書かれているが、閉鎖されていた。盆景園の横に陽朔公園の裏口があり、こちらには切符売りが居ない。よって無料で再入場し、先ほどの汽車站前にもどる。蟠桃路を高田鎮の方へ歩いていくと、先ほど汽車を降りた郵政局前にたどり着く。郵政局に入り、年賀葉書(新年明信片)を買う。服務員が8種類程度のデザインを持ってくるが、どれも日本の官製年賀葉書よりカラフルだ。 ■山水園 (ShanShuiYuan) 夕食は畳翠路の狗肉鍋とかかれた店で。狗肉は高かったので、牛肉にした。 |
DECEMBER 23 | 陽朔(广西壮族自治区) |
YANG SHUO - CHINA(阳朔 / 陽朔、中華人民共和国) |
宿の隣の県庁に入ってみる。入口脇では孫文記念プレートを設置中。監督らしき県庁職員が、設置業者を前に何やら指示している。中華民国建国の父で、共産党の敵のはずの孫文を英雄に祀り上げるとは…。まあ、歴史の勝手な解釈はどこでも起こりえるという例ですね。 汽車站まで歩いてゆき、やはり寒いので角の米面屋で米面(1.5元)を食べる。「巳消毒」の小さな紙が張られたアルマイトの皿に面を入れてくれるので、自分で薬味や汁を掛けて食べる。小学校の給食というよりは、”ポチ”の餌という雰囲気だ。 |
XING PING - CHINA(興坪、中華人民共和国) |
バスの車掌から、道路で待っていた旅行社の人間らしき女性に引き渡される。港の近くのとあるカフェ(このような外鬼用ツアーに使われているのか、英語で Cafe )に連れて行かれ、ここで待てという。13時までということなので、それまで興坪の村を散歩することとする。特に珍しいものがあるというわけではないが、陽朔よりさらに田舎という感じだ。 |
LI JIANG RIVER - CHINA(漓江、中華人民共和国) |
川の流れが速いのか、単に船のエンジンがボロイのかは知らないが、貨客船の速度は人間の歩く速度より遅い。 九馬画山(JiuMaHuaShan)という崖の一部が9頭の馬が走っているという風に見れないことも無い岩山や、ゴリラ山、未亡人山など船頭が解説してくれる。想像力たくましくすれば、なんにでも見えそうだなと思う。 |
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YANG SHUO - CHINA(阳朔 / 陽朔、中華人民共和国) |
船代は50元(昨日 旅行社で支払った)、陽朔から興坪へのバス代5元、楊堤から陽朔へのバス代5元。しめて60元。桂林発のツアーなら450元という噂なのでかなりのディスカウントだが、私の知るところではバス代は地元民の2倍の料金を取っている。おそらく船代は25元以下だろうと思うが、「どの外国人も公式には存在しない外国人料金を払っているのに、私だけ騒ぎ立てると身に危険が起こるかもしれない」。何しろここは、共産主義国だというのを忘れてはいけない。 陽朔行きの公共ミニバスは、漓江上りの貨客船に乗っていた外国人約10人と地元民数人を乗せて、山道を爆走する。崖を切り開いて道を通したところには、「封山」と白いペンキで書かれている。山が崩れてこないように「封」をしているわけか…。少なくとも私が通っている間は、崩れてこないことを祈ろう。 16時30分、陽朔汽車站に到着。汽車站横の砂鍋飯屋で夕食 (10元)を食べる。 |
DECEMBER 24 | 陽朔(广西壮族自治区) |
YANG SHUO - CHINA(阳朔 / 陽朔、中華人民共和国) |
7時30分に起き、昨日と同じくインスタントラーメンを食べ、宿の自転車を借り(1日10元)、地図(5元)を買い、汽車站横の粉面屋で米面を食べる。
今日は、高田風景区(山の真ん中に穴の開いた月亮山や、近郊の農村など)を見にサイクリング。 |
GAO TIAN - CHINA(高田镇 / 高田鎮、中華人民共和国) |
漓江の支流の金宝河 (JinBaoHe)をまたぐ工農橋 (GongNongQiao) を通って高田鎮地区へ入る。右手に古榕公園 (GuRongGongYuan) 。路肩にたむろしていた客引きのおばさんがわらわらと近づいてくる。「穴の開いた山を案内する。2つ穴の山もあるよ」と。とりあえず「月亮山へ行くから不用」と振り払い、さらに先へ。古榕公園横の路地には私設料金所まで作っている念の入れよう。政府以外が勝手に関所を作ってよそ者から金を巻き上げるとは、まるで中世の世界。法と正義は無いのだろう。 陽朔からちょうど1時間。10時15分に月亮山 (YueLiangShan) のふもとに到着。公路312線からでもはっきりと山腹にでっかい穴の開いた山が見える。山に登るための入場門があり、ここにも料金所(公営)。何でも金を取るんだな…。月亮山をもっとよく見ようと、傍らにある村へ続く道を入るところにも私設料金所。ここは、自転車からは金を取らないようだ。 |
さらに高田鎮の方へ向かう。なだらかな坂を上り、峠を越えると村が見えてくる。10時30分、高田鎮の交差点に到着。交差点の真ん中で何人か桂林方面行きのバスを待っている。金宝方向へしばらく行くと、高田市場の看板。露天を出すスペースがあるだけで無人。何日かに1回しか市が立たないのだろうか。もと来た道を戻り、月亮山のふもとを通り過ぎて工農橋手前の「農夫山荘」と看板の出ている細い道に入る。私設料金所が無いのはこの道だけのようなので、仕方が無い。宿泊施設か何かあるのかなと思って、あぜ道を少し太くしただけの砂利道をどんどん進んでゆく。はるか前方に少女が自転車で走っている。少なくとも、自転車でもOKのようだ。 |
高田風景区:龍塘・鳳楼・竹莫塞 |
竹が「くるっと」回転して、足を滑らせて川に飛び込むことになっては困る。かといって、この橋を避けて通れば、例の私設料金所を強行突破するしか「川のあちらがわのひなびた農村風景?」に出会うことは出来ない。
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地図には龍塘村と書かれている村に入る。幹線道路からこんな離れたところ(312線から2kmは離れていると思う)に集落を作っているのは不思議だ。やはり、外界とはあまり接触したくないということなのだろうか。町のごみ収集というのが無いのか、ちょっとした空き地などには生ゴミやその他廃棄物がところかまわず打ち捨てられている。傍らを牛がのんびりと歩き、鶏がちょこまかと走り回り、し尿を汲んだバケツを天秤棒で担ぐ汲み取りのおっさんが歩くあぜ道をどんどん進んでいくと、2つ穴の開いた山が見えてくる。古榕公園の客引きが言っていたのはこの山のことだろうか。あぜ道は山の間をくねくね曲がり、さらに向こうに続いていく。向こうから農民がやってきたので、この道の向こうに”珍しいもの”があるか聞いてみたが特に無いそうだった。再び龍塘村まで引き返し、別の道をたどっていく。
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山から落下した直径2mほどの岩があぜ道をふさいでいる。そのすぐ脇で平然と昼食を食べる農民。山と農民、刺すか刺されるかの攻防の最前線とは思えない…
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遇龍河沿いのあぜ道をもう少し上流へ。遇龍橋というのが有名らしいので、そのあたりまで行ければ幸運だとマウンテンバイクを走らせる。鳳楼村から10分くらいで驥馬の橋のたもとに出る… はずだった。確かに川をわたるポイントのようだが、橋は水中。洪水時に水中に没する「沈橋」というのは日本にもあるのだが、通常時に水中に沈んでいる橋も珍しい。というか、マウンテンバイクでは渡れない… |
あぜ道をさらに上流に行くと、竹莫塞村という村に出る。地図には何の記載も無いが、家の住居表示板にはそういう村であると書いてある。村名をメモっていると、怪しげな外国人を警戒した犬が追いかけてきた。必死で逃げる。とりあえず、犬のテリトリー外まで逃げる。 とにかく無事Uターンし、鳳楼村を通過し、古榕公園の横をすり抜けて私設料金所を”逆走で”強行突破し、13時30分頃陽朔へ戻る。 約4時間30分の田園サイクリングは結構疲れたが、漓江”上り”とは違って田園風景の中の奇岩群を眺められてまた新鮮なものだった。 |
YANG SHUO - CHINA(阳朔 / 陽朔、中華人民共和国) |
今日はクリスマス・イブ。宗教が弾圧されているこの国にあってキリスト生誕を祝うクリスマスもなんだか変だが、商売になるのならそんなこと関係ないらしい。多くの店の窓には「乱雑に書かれた
Merry Chiristmas」の文字が目立ち、スーパーには安っぽいサンタ等身大人形がでんと飾られている。 普段は高価な食事をしない私も、今日は地元の名物高級料理を食べてみようと入ったのは「漓江啤酒魚」の店。畳翠路の市場ビルは同じ料理を扱う店が集中的に入っている。その中の適当な一軒だ。 クリスマスだからか、20時頃から漓江沿いで花火があがる。それも、えらく町の近くで… 漓江に咲く真冬の花火。風情無いね。 |