南イタリア クリスマス旅日記 : ローマ→アグリジェント

December 18, 2003 (Thursday)

Amsterdam - NETHERLAND (アムステルダム、オランダ)

19 時20分、ほぼ定刻どおり出発したKLM 1609便でローマへ。珍しく快晴のスキポール空港を離陸したB737-300は、明々と照らし出されたビニールハウスが点在するオランダから徐々に離れていく。機長の放送ではライン川沿いにまっすぐ南下するようである。ドイツ、スイスの町や村、幹線道路などの夜景が流れ去っていく。これだけ天候に恵まれたフライトも珍しい。機内食はカステラ1個とコールスロー1パックの入ったランチボックスと、小さいチーズ・サンド1個のみ。最近どんどん機内食のグレードが落ちていく。エールフランスに実質上買収されてしまったようだし、KLMは経営危機なんだろうか。スキポール空港のバーガーキングで軽く食べておいて正解だった。

Roma(Rome) - ITALY (ローマ、イタリア)

21 時25分、ローマ・フィウミチーノ空港着。誘導路からJALのB747-400が離陸していくのが見える。がらんとした空港ターミナルで荷物の到着を待つ。30分くらい掛かってやっと荷物が出てくる。空港に隣接したイタリア鉄道の駅へ。切符売り場はすでに閉まっている。プラットホームのすぐ横のスタンドが臨時の切符売り場となっている。手書きの切符 9.5 EUR 。到着したばかりの 3339列車に乗り込む。1等車だけで構成されたレオナルド・エキスプレス (Leonardo Express)。値段の高さもあって、ほとんど乗客は居ない。 トラステヴェレ駅 (Trastevere) を通過した辺りから徐行運転となり、のんびりとローマ・テルミニ駅 (Roma Termini) に到着。22時45分。

長い地下通路を歩いて、駅のコンコースへ。深夜のためか、ほとんど人の並んでいない切符売り場へ。明朝のシチリア島への切符を予約する。が、満員。駅員曰く、クリスマス祝日なのでどの列車も満員で予約不可。20日夜なら空いていると...。明日中にはシチリアに到着したいので、座席無しを承知でパレルモまでの切符(1等車)を買う。73.65EUR。

駅舎を出る。ほぼ無人の駅前の広場 (Piazza dei Cinquecento) を横切って Castro Pretorio 地区へ。インターネット (http://www.venere.com/) で予約した Camere Fugetta Mauro へ。地図 (http://www.maporama.com/) を印刷していたので迷わず目的のアパート前に到達。10年位前に泊まったペンション (Domus Mea) のすぐ横のアパートのようだ。中華料理屋の横のアパートの入り口の2階。部屋は通りに面しているが、この時間になればさすが静か。共同シャワーのシングルルームで1泊35ユーロ。テレビを少し見て、寝る。

December 19, 2003 (Friday)

Roma(Rome) - ITALY (ローマ、イタリア)

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ローマ・テルミニ駅 6番線で出発を待つ IC725 パレルモ行き
IC725 for Palermo, Roma Termini Station

6 時少し前起床。チェックアウト。駅へ向かう Via Volturno の切売りのピザ屋はさすがにまだ開いていない。テルミニ駅へ。シチリア島からの帰りの切符をとりあえず予約する。12月23日シラクーサからナポリまでの寝台列車。C4クラスのクシェットが空いていた。52.83EUR。国内路線の切符でもクレジットカードが使えるのがありがたい。パレルモ行き列車は7時 27分発。しばらく時間があるので、コンコース地下1階のマクドナルドで朝食。クリーム入りのクロワッサンとドーナツの2個で1.40EUR、コーヒーが 0.80EUR。構内の売店で0.5Lの水 1.00EUR を買う。結構高いね。7時ごろ、6番線に入線している列車へ。後ろはレッジオ行き、前のほうがパレルモ行きのようだ。パレルモ行きの1等車に乗り込む。車内は無人。予約票の入っていないコンパートメントが2つほどある。満員で予約できないって言っても、空いてるじゃん。

Intercity 725: Roma -> Palermo (インターシティ 725列車)

ぽつぽつと乗客が乗り込んできて、出発時刻。一向に出発する気配が無い。プラットホームの向かい側の Eurostar も出発が遅れているようだ。定刻より20分ほど遅れて7時50分、テルミニ駅を出発。同じコンパートメントにはパオラまで行くという老人、2駅先で降りるビジネスウーマン、トリノから来たナポリまで行くという学生カップルの5人。

Intercity 725
到着 出発 距離 実際の時刻
  Roma Termini 7:27 0km 7:50
  Latina 7:56 7:57 72km 8:21
  Formia 8:32 8:33 139km 9:04
  Aversa 9:04 9:05 205km 9:42
  Napoli Centrale 9:24 9:36 214km 9:59, 10:15
  Salerno 10:09 10:12 268km 10:54
  Paola 12:10 12:13 489km 12:56
  Lamezia Terme Centrale 12:45 12:48 546km 13:35
  Villa S.Giovanni (イタリア半島) 13:50 14:02 675km 14:40, 14:51
  Messina Marittima (シチリア島) 683km (15:41)
  Messina Centrale 15:08 15:15 684km 15:54
  Milazzo 15:40 15:42 720km 16:31
  Brolo-Ficarra
  S.Agata di Militello 16:39 16:41 17:30
  Cefalu 17:21 17:23 849km 18:23
  Termini Imerese 17:43 17:45 18:52
  Palermo Centrale 18:10 916km 19:17
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まるで春のような車窓の景色 (サレルノ 〜 パオラ)
It's like spring . (Saleno -> Paola)

ローマの城壁を出るとなだらかな丘陵地帯となる。昨晩はかなり冷えたようで、所々に霜が降りているのが見える。うす曇りの空の下、列車は120km/h程度で快調に走っている。昨晩乗った "Leonardo Express" の遅さはなんだったのかと思いたくなる。乗車している1等客車の車番は61-83-19-90-198-8。通常のEC用客車(非気密)の1等コンパートメント(9室タイプ)、許容速度200km/hとUIC記号からは解読できる。路肩に立っている制限速度標識は 「170/140/120」 なので、軌道はそれなりに整備されているのだろう。120km/h程度ではほとんど振動は感じない。内陸の丘陵地帯から木がほとんど生えていない山岳地帯を抜けてナポリへ。出発時の30分の遅れを取り戻すことなく、ナポリ中央駅 (Napoli Centrale) 到着。
ナポリを出ると、天気がだんだん良くなってくる。ナポリからはパレルモまで行くおばさんと、サレルノまで行く携帯電話で話しまくっている兄ちゃんの2人がコンパートメントに乗り込んでくる。しかし、イタリア人って電話でおしゃべりするのが大好きなようで、電波状態が悪くなって切断されても何度も掛け直して話している。「もしもし...」というのが「プロント...」って言うのだけど、切れそうになる電波のため、「プロント」の連発だったのは笑える。

ベスビオ山の麓を通り過ぎ、太陽が降り注ぐ南イタリアの単線軌道を順調に南下。車窓はさらに乾いた雰囲気の景色となり、ちょっとした崖や斜面にはサボテンが群生している。山を縫って線路を引いたのか、右に左にカーブして走る列車の車内に午後のやわらかな太陽が差し込んでくる。昼頃、隣の食堂車に行ってみる。レトルト食品を電子レンジで暖めて、プラスチック使い捨て皿に入れたスパゲティとかを売っている。サンドイッチ (3.20 EUR)を買って、バックパックに常備しているソーセージやクラッカーなどと共にコンパートメントで食べる。あの程度のものしか売らないなら、食堂車より車内販売のカートのほうが効率的だと思うのだが...。

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ビラ・サン・ジョバンニ駅に停車。沢山の人が下車する
Villa S.Giovanni Station

地中海沿いに出るとすぐにパオラ駅着。延々と続く砂浜のすぐ横に駅がある、典型的なリゾート地。真冬なので泳いでいる人は見かけないが...。老人が降りて行き代わりにエビが入った箱を携えたおっちゃんが乗り込んでくる。出稼ぎ先から故郷に帰るのだろうか、クリスマス・パンケーキの箱も持っている。車窓には青々と茂った森や、黄色の花が一面に咲いた丘陵地などが過ぎ去っていく。ローマから500kmも南下すると、これほど気候が違うのかと思う。停車駅ごとに5分から10分遅れが増していく。遅れを取り戻すのではなく、遅れが増幅していく。これがイタリア鉄道なのか...。

日がだいぶ傾いた頃、崖が海に落ち込む形で山脈がせり出しているイタリア半島最南端へ差し掛かる。海の向こうにはシチリア島がはっきりと見えている。14時40分、シチリア島へのフェリー乗り場横のヴィラ・サン・ジョバンニ駅 (Villa S.Giovanni) 着。沢山の人がこの駅で降りるようだ。航送船に乗り換えるのだろうか。列車の前半分が切り離され、レッジオへ向かって出発していく。私の乗ったパレルモ行きの列車は14時51分に引込み線に入っていく。引込み線から航送船への坂道を下っていき、停車・切り離し・逆走を繰り返して車両を航送船内に納めていく。15時14分、離岸。パレルモ行きの列車を格納した航送船はメッシナ海峡をゆっくりと渡り始める。

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遠ざかってゆくビラ・サン・ジョバンニの港、イタリア本土
departing from Villa S.Giovanni Port

船内を見て回る。国際航路ではないので、免税店が存在しない。というより、バールや売店が存在した形跡はあるのだが、閉店してかなり経っているようだ。床にビニールを広げて商品を並べて売っている外国人(イタリア人じゃない人)が居る以外は、何も売っていないようだ。デッキへ出るとかなり強い風が吹いている。行き交う貨物船の向こうにシチリア島が見える。イタリア半島側より山が海にせり出している感じだ。メッシナ着。列車は再び行きつ戻りつしながら船内の車両を連結していく。航送船から出て、すぐ先にあるメッシナ駅で乗客を乗せる。プラットホームの向かい側にはシラクーサ行きの列車がやってきて停まる。コンパートメントにはおばあさんの二人連れが乗り込んでくる。

夕暮れのメッシナを出た列車は長いトンネルに入り、シチリア島の北岸を走り出す。辺りは闇に包まれ、たまに通り過ぎる小さな町は、大渋滞している自動車のヘッドライトが延々と連なっている。列車はすでに50分ほど遅れて走っているが、遅れは徐々に増しているようだ。定刻より1時間ほど遅れた19時17分、パレルモ中央駅 (Palermo Centrale) 着。ローマを出てから11時間30分。目的地到着。

Palermo - ITALY (パレルモ、イタリア)

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インターネット(http://www.venere.com/) で予約したペンションの主がマクドナルドの前まで迎えに来ていた。彼の車に乗ってペンションへ。今日から2日間泊まるのは B&B Giorgio's House (Via Antonino Mongitore 11、1泊 30EUR)。秩序無く車が走る Corso Tukory を西へ行き、細かい道を何回か曲がってペンションのあるアパート前へ。迎えが無ければ、おそらく発見不可能な場所にある。宿の主が、同じく今日パレルモに着いたアメリカ人カップルと共に街の観光地を案内してくれるという。部屋 (Reddy という部屋名) に荷物を置いて、再び車に乗り込む。

ノルマン王宮 (Palazzo dei Normanni) の前を通り過ぎて、イルミネーションがきれいなヴィットリオ・エマヌエレ通り (Corso Vittorio Emanuele) を東へ。旧市街中心のクアトロ・カンティ (Quattro Canti) にはとても美しいイルミネーションがなされている。車はローマ通りを北へ向かい、街の北はずれにある高級そうなバールへ。米とチーズで作ったコロッケ(=アランチーノ)がこの街の名物だという。1個食べてみる。1.40EUR。えらく巨大なコロッケで、外見はクリームコロッケのように膨らんでいる。中は米とモッツアレラチーズと細かく刻んだハム。以前ローマで似たようなものを食べたことがあるが、こちらのほうがおいしいような気がする。再び車に乗り込み、港沿いに旧市街へ戻る。第二次大戦で爆撃され天井が崩落した教会堂へ。現在は芸術学校のホールとして使われているそうだ。マリーナ広場の巨大なガジュマロの木の横でマフィアの逸話を聞いて宿に戻る。およそ1時間の市内ツアー。強行軍であるが、夜景の見所はほぼ網羅されているようだ。

アメリカ人カップルと夕食に出かける。ペンションの近所にあるスパニッシュ・バーへ向かうが手ごろなメニューが無く、Corso Tukory 沿いのバールへ。ピザなどを食べる。アメリカ人カップルは法科大学の学生で、ナポリから船でパレルモに着いたそうだ。明日の夕方には再び船に乗ってナポリに戻ると言っていた。

December 20, 2003 (Saturday)

Palermo - ITALY (パレルモ、イタリア)

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バッラロ広場の露天市場
Open Market at Piazza Ballaro

7時起床。朝食は8時30分からと聞いていたので、とりあえず外へ。夜間雨が降ったようだが、今は曇っている。王宮前まで行く。昨夜見た巨大なクリスマスツリーの周囲に野犬がうろうろしている。学生が旧市街方向へ歩いていく。土曜なのに学校があるようだ。学生の後ろについて、迷路のような旧市街内部に入っていく。学校の前のバールで買い食いしている学生。日本ならコンビニで買い食いってところだろうか。学校のすぐ横辺りから露天市場が南へ続いている。バッラロ広場 (Piazza Ballaro) という通り。「通り」なのに「広場」という名前。肉類よりも魚介類の店が沢山ある。欧米では余り食べられていない生のタコも売っている。クリスマス・パンケーキやシャンパンなどクリスマス用品も売られている。バッラロ広場の通りをまっすぐ南へ横切って Corso Tukory に出る。パレルモ中央駅 (Palermo Centrale) へ。明日乗る予定のアグリジェント行き列車が1番線に停まっている。乗客がほとんど居ないので、予約の必要はなさそうだ。

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サン・ジョバンニ・デッリ・エレミティ聖堂の回廊
Croitre of Chiesa di San Giovanni degli Eremiti

ペンションに戻り朝食。このペンションには3部屋あり、3部屋とも客が泊まっていたようだ。朝食はクロワッサン、クッキーと紅茶。まあこんなものかって感じだ。明日の朝7時ごろに朝食は可能かと宿の主に聞いたが、不可能だそうだ。

9時過ぎ、再び外へ。ペンションからまっすぐ西へ200m程行った Antonino Mongitore 通りの突き当たりの教会へ。門の柵には「Parrocchia S. Giuseppe Cafasso」と書かれている。ガイドブックに載って居ない普通の教会。入り口を入ったすぐ左側の側廊に巨大なプレセピオが作られている。馬小屋の飼い葉桶の周囲にはマリア様とヨゼフが立っている。クリスマスはまだなのでキリストの赤ちゃんはまだ置かれていない。外へ出て、北隣の教会へ。屋根がアラブ風ドームとなっているサン・ジョバンニ・デッリ・エレミティ教会 (Chiesa di San Giovanni degli Eremiti)。入場料 4.50EUR 払って中に入る。客は誰も来ていない。木が生い茂った庭園を抜けて回廊に出る。崩壊しかけの2重円柱を木の補強材で支えているのが痛ましい。オレンジの木やサボテンが生い茂り、すすけた建物の上の赤いドーム。モスクと言われても違和感が無い雰囲気だ。10世紀から11世紀までアラブ国家の一部だった名残でこんな教会を建てたのだろうか。(この教会は12世紀アラブ・ノルマン様式として建てられたもの)

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ノルマン王宮のパラディーナ礼拝堂
Cappella Palatina of Palazzo dei Normanni (Palazzo Reale)

10時、再びノルマン王宮 (Palazzo dei Normanni) へ。東側の階段を登り、縄張りを主張する野良犬の傍らを通り過ぎ、開いている門に入ってみる。門の横には "COMANDO MILITARE AUTONOMO DELLA SICILIA" と書かれている。警備詰所の兵士にノルマン王宮の観光客向け入り口はどこか教えてもらう。裏側(西側)に入り口があるらしい。一旦北側に回りこんで、ヴィットリオ・エマヌエレ通りのヌォーヴァ門 (Porta Nuova) を通り抜ける。門の部分のみ歩道が途切れ狭くなっている。大型バスが来ないかを確認してすり抜ける。ノルマン王宮の南西角に入り口らしきところがある。X線スキャナーがある小屋がある。荷物をそこに預けて中に入る。入場料を取るのかと思ったら、無料で中に入れるようだ。建物に入り、中庭を横切ってまっすぐ行くと立ち入り禁止の札がある。中庭のバルコニーの2階に登ってみると、パラディーナ礼拝堂 (Cappella Palatina) の入り口がある。内部は金色に彩られた礼拝堂。サン・ジョバンニ教会と同じく12世紀の建造のアラブ・ノルマン様式と言うことらしい。内部をぱっと見たところはビザンツ様式のように見える。クリアストーリ(高窓)のすぐ下の金色のモザイクに "IOANNES ANNO SICILIA REX MCCCCLX" とある。1460年。長年掛けて造ったんだろうね。
日本人団体観光客がどっとやって来て、あたりの静寂が奪われる。退散する。

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大聖堂 / カテドラル Il Duomo / Cathedral

10時30分、ノルマン王宮の南側を通り、再び王宮東側のヴィットリア広場へ。"Domus Romana" と掲示されている住居遺跡を見て大聖堂 (Cathedral) へ。西側のファサードから入るのではなく、側廊の南側に開けられた入り口から中に入る。内部は小学生で満員。交差部に演題を作って表彰式のようなことをしている。先ほどのノルマン宮殿の礼拝堂に比べて内装は地味。というより普通の教会堂の内装。側廊の北側の出口から大聖堂の反対側に出る。東のほうへ、旧市街の中心部方向へ歩いていく。Via Del Celso、Via Del Candelai と崩れそうな家々が立ち並んだ下町を歩いてメインストリートのマクエダ通り (Via Maqueda)に出る。考古学博物館 (Museo Archeologico Regionale, A. Salinas) へ向かう。

ローマ通り (Via Roma) の巨大な郵便局のすぐ裏手が考古学博物館となっている。 看板には "A Salinas" としか書かれていないので、ちょっと分かりにくい。遺跡から引き剥がしてきたモザイク・タイルや発掘された壷類が整然と並んでいる。2階のビデオルームではテレビ局が番組収録中だった。気に入ったのはセリヌンテ遺跡 C神殿のメトープ (Metope of Tempio C, Selinute)。「メドゥーサの首を切り落とすペルセウス」のメドゥーサの顔が滑稽で面白い。この博物館にメトープが大量に展示されているということは、セリヌンテ遺跡には何も残っていないと言うことだろうか。(アテネのパルテノン神殿のメトープが大英博物館にあるように)

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考古学博物館 セリヌンテ遺跡 C神殿のメトープ
Metope of Tempio C, Selinute at Museo Archeologico Regionale
アテナから与えられた盾を持ち、メドゥーサの首を切り落とすペルセウス

12時、考古学博物館を出てマッシモ劇場 (Teatro Massimo) へ。劇場前の売店で絵葉書(年賀状用)を買う。1枚0.20EUR。すぐ横の郵便局 (Poste Italiane) へ行き、切手(日本までなら1枚当たり0.52EUR)を買って、その場であて先と文章を書いて投函。果たしていつ頃着くのだろうか...。 (日本に最短で到着したのは1月5日。遅かったものは1月中旬。いまだに着かないものもある... イタリアの郵便は想像力を掻き立てられますよね)

劇場南西側のバールに入り、アランチーノ(チーズ入りライスコロッケ) 0.90EUR を食べる。晴れてきたので、再び大聖堂まで戻る。裏通りは露天市場となっている。そこらじゅうに露天市場があって採算取れてるんだろうか。大聖堂の撮影を済ませ、マクエダ通り (Via Maqueda)に出る。パティッセリに日本でよく見かけるような円形の誕生日ケーキが陳列されていた。上面に "BUON COMPLEANNO GABLIELE" と書かれている。クリスマスは箱入りのパンケーキだけど、誕生日は普通のケーキな訳ね。

アメリカ人学生の団体がたむろしているクアトロ・カンティ (Quattro Canti)を通り過ぎ、工事中のシートに囲まれたプレトリア広場の噴水 (Fontana Pretoria)を見てマリーナ広場 (Piazza Marina)へ。"Via del Parlamento" (国会議事堂通り)が単なる路地だったりするのはイタリアン・ジョークだろうか。地中海に出る。港 (La Cala) にはヨットが所狭しと係留されている。

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真っ暗な路地裏へ ... venture into dark narrow path ...

14時、パレルモ中央駅 (Palermo Centrale) へ行き、明日のアグリジェント行きの切符を買う。6.70EUR。駅構内のマクドナルドでマック・ロイヤル・チーズのセットメニュー 5.00EUR と サラダ・ベジタリアーナ 2.10EUR を食べる。昨日からバールで軽食ばかりだったので、久々に座って食事。しかし、イタリアってなかなか手頃なレストランが見つからないところだ。

ホテルに戻り昼寝してから、夕方の街へ。夜景、クリスマスのイルミネーションの撮影に出かける。まずはバッラロ広場 (Piazza Ballaro) の露天市場へ。パレルモの日没は16時51分、薄明終が18時24分。Via Albergheria の向こうに太陽が落ちて、17時15分頃には撮影にちょうど良い暗さになった。露天市場は日が暮れてからもますます活気付いている。パレルモ中央駅の方へ。道路は歩行者や車で大混雑。旧市街を南北に縦断するローマ通り (Via Roma) にも道路に沿ってイルミネーションがされている。歩道は地元民か観光客かは分からないが、すごく混雑している。マリーナ広場との間の路地を入っていく。メインストリートから1本中に入ると、ぱったりと人通りが途絶える。パレルモはマフィアが暗躍しているとか、夜間に路地裏を歩くのは非常に危険だとの話はよく聞く。十分周囲を警戒して歩いてみたが、それほど危険を感じることは無かった。(後述するナポリの方が危険を感じた)

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クアトロ・カンティ 南西角
Quattro Canti

18時頃、クアトロ・カンティ (Quattro Canti) へ。昨晩見た壮大なイルミネーションがある交差点。じっくり見るイルミネーションは日本各地にある薄っぺらなイルミネーションと違いなんとなく重みがあるように感じる。旧市街を東西に横断するヴィットリオ・エマヌエレ通り (Corso Vittorio Emanuele) にも道路に沿ってイルミネーションがされている。大聖堂までたどり着く。大聖堂にも全体的にイルミネーションがされているかもしれない思ったが、やはり宗教上のモニュメントには何も付けられていなかった。薄暗いオレンジ色のナトリウムランプに照らされた大聖堂に入る。がらんとした身廊ではミサが行われていた。30人程度の信者がぱらぱらと座っている。神父の説教が身廊の空間を満たしている。

19時頃、ノルマン王宮前を通り過ぎ、Corso Tukory へ。トラットリアのようなピッツェリアのような所でピザを食べる。切り売りのかなり大きなものが 1.50EUR、コーラが 1.30EUR。20時過ぎにネットカフェ (サン・ジョバンニ教会の南、Via Piave 26)へ。WindowsXPマシンだったのでインストールCDを借りて日本語IMEをインストールする。一時間 2.50EUR。21時30分頃、ペンションに戻る。今日は私のほかに誰も泊まっていないようで、広いほうのシャワールームをのんびりと使う。

December 21,2003 (Sunday)

Palermo - ITALY (パレルモ、イタリア)

7時少し前起床。窓のブラインドを上げて外を見る。快晴。7時30分、鍵を部屋に残してチェックアウト。ペンションの前のVia Antonino Mongitore には黒人が道路上にガラクタを広げて売っている。日本の粗大ゴミ置き場の方がもっとマシなもの置いている。東へ。バッラロ広場 (Piazza Ballaro) の露天市場を横断してパレルモ中央駅 (Palermo Centrale) へ。切符売り場は誰も並んでいないので、乗車直前でも購入できそうだ。(イタリアは行列できている所が多いので、前日に買っておいた...)

1番線にはまだアグリジェント行き列車が入線していない。構内のバールでアランチーノ 1.30EUR、パニーニ 2.10EUR を買って駅のベンチに座って食べる。ローマからの列車が到着し、沢山の人を吐き出す。8時15分ごろ2両編成のALe582型電車が1番線に入線する。進行方向右側の窓際に座る。

Train 3904: Palermo -> Agrigento (3904列車)

3904 列車は定刻通りの8時35分出発。車内は50%程度の乗車率。各駅に停まりながらシチリア島北岸を東へ向けて走る。冬なのに割と強い日差しが窓から差し込んでくる。線路から海岸線まで少し距離があり、その間にリゾート地風の小さな家が立ち並んでいる。Termini Imerese 駅から沢山乗り込んできて満員となる。メッシナ方面への本線と分岐して南の丘陵地帯へ入っていく。一面牧草や雑草が生い茂った丘陵の間を縫って列車は少しずつ高度を上げていく。

3904/3905列車
到着 出発 距離
  Palermo Centrale 8:35 0km
  Bagheria 8:45 8:46
  Termini Imerese 9:00 9:01 37km
  Roccapalumba-Alia 9:29 9:30 70km
  Lercara Bassa 9:36 9:37
  Cammarata-S.Gio. G. 9:47 9:52
  Acquaviva-Castelter. 10:01 10:02
  Campofranco 10:08 10:09
  Aragona-Caldare 10:22 10:23 125km
  Agrigento Bassa 10:33 10:34
  Agrigento Centrale 10:40 139km
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アグリジェント中央駅に到着した 3904 列車 (ALe582 型電車)
Train 3904 arrives at Stazione Agrigento Centrale

時折小さな村の駅に停車して、ほんの少しの人が降りていく。Cammarata-S.Gio. G. 駅で反対方面からやってきた列車とすれ違う。イタリア鉄道なのに定刻通り走っていることが少し不思議な感じだ。隣の席ではイタリア人の家族がなにやら口論となっている。母親と高校生くらいの男の子、女の子が言い合っているのを父親が「もっと静かにしろ」となだめていた。シチリア島中央部の高地を越えて、南側の海岸線に向かって高度を下げていく。ぽつぽつと家が立ち並び始めたあたりでアグリジェント・バッサ駅に停車。その後トンネルを抜けてアグリジェント中央駅 (Agrigento Centrale) に到着。10時38分。まぶしい南国の太陽の中、アグリジェント駅に降り立つ。

Agrigento - ITALY (アグリジェント、イタリア)

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プラットホームから長い階段を登って駅コンコースに出る。駅前広場 (Piazza Guglielmo Marconi) には小さなバスが何台か停まっている。列車から降りた客はあちこちに散っていく。これから歩いて宿を探そうというパッカーは私以外に居ないようだ。ロンプラ(ガイドブック)によると、駅の近くに割りと安価なホテルがあるようだ。駅前広場から北へ向かう急な坂道を登り旧市街のほうを目指す。大きな公園 (Piazzale Aldo Moro) がある。公園から西向きに旧市街のメインストリートであるアテネア通り (Via Atenea) が伸びている。公園とアテネア通りの間には巨大な円形のイルミネーションが設置されている。その周囲には老人などを中心にかなりの人がたむろしている。アテネア通りをしばらく西に行き、左手の一段下がったところに教会が見えたところの階段を下りていくと、目の前が Hotel Concordia 。路上駐車の車の間を縫ってホテルの入り口に達する。1泊25EUR。シングルルームでテレビ、シャワー付き(共同シャワーなら 21EUR)。リゾート地ながらお得な値段だ。荷物を部屋に置いて外へ。

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神殿の谷から見た、丘の稜線に沿って広がるアグリジェントの街並み

明日のカターニャ行きバスの時刻を確認するため、長距離バス停へ。Piazzale Fratelli Rosselli にちょうどカターニャ行きバスが停車している。運転手に明日朝の時刻を聞いてみる。8時と8時30分。特に8時30分は直通だと強調していた。道路沿いにあるバス会社のオフィスは閉まっていたが、入り口扉に時刻表が貼り出されている。"Orario in vigore dal 24 NOVEMBRE 2003" と "il giorno di 25 Dicember (Natale) e 1 Gennaio 2004 (Capodanno)" の2種類の時刻表が掲示されている。ところで 11月25日 〜 12月24日まではどうなの? なんともイタリア的な掲示物だ。アグリジェント中央駅に戻る。コンコースのバールでバスの切符2枚買う。1枚あたり0.70EUR。駅前広場を歩いていたおっちゃんにテンピオへ行くにはどのバスかと聞く。No,1, 2, 3 のどれでもいいらしい。が、駅前広場にはバスが一台も停まっていない。とりあえずバールに引き返し、アランチーノ 1.30EURを食べる。12時10分、2系統のバスが来た。運転手に Valle dei Templi に行くか一応確認して乗り込む。バスは5人程度の客を乗せて出発。駅前広場を出ると、一気に坂を下り始める。街のすぐ近辺には自家用車の客を対象としたようなホテルがぱらぱらとある。12時15分、遺跡地区のバス停着。

Valle dei Templi, Agrigento - ITALY (神殿の谷)

map-agrigento.png

バスの進行方向左手に遺跡地区の切符売り場がある。4.5EUR払って中へ。はるか東に向かってなだらかな坂道が続いている。観光客がまばらに歩いている。左手はるか向こうの丘の稜線上にはアグリジェントの街がびっしりと貼り付いている。入り口から500mほど歩くと赤茶色のコンコルディア神殿 (Tempio della Concordia) の前に出る。紀元前440年頃建てられたドリス式の二重周柱式神殿。ギリシアやトルコなどではこれほど完全に残っている神殿を見たことが無い。メトープが全て引き剥がされているようだが、残っていたら壮観だと思う。神殿の南側に降りて見る。農道に出る。下の道路から歩く暇があれば、入場料を払わなくても入れそうだ...。見学コースの坂道に戻り、サボテンの繁茂する坂道をさらに500mほど登っていく。神殿は小さな丘の稜線に並ぶように建っていて、その一番奥(東)にあるジュノーネ神殿 (Tempio di Giunone) の麓にたどり着く。こちらの神殿はほとんど崩壊していて北側の列柱がきれいに残っている程度。

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コンコルディア神殿 Tempio della Concordia

神殿の横から遥か下方の地中海を眺める。250km程向こうはチュニジアなのだが、見えるはず無いか...。頭上遥か上空、3万フィート程度と思われる高空を旅客機が南から北、北から南へと次々と横切っていく。アグリジェント上空に航空標識があるようで、ほとんど全ての旅客機がコースを替え、飛行機雲に角度が付いている。真冬とは思えない日差しの天気。草原には心地よい風が吹き花々が揺れている。北方の丘の上のアグリジェント市上空にはぽっかりと雲が浮かんでいる。春の雲...。

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ヘラクレス神殿 Tempio di Ercole

元来た観光用の坂道を下り、入場口手前で南側の通路へ。ヘラクレス神殿 (Tempio di Ercole) がある。柱が何本かだけ残っている。ここは神殿内部まで入ることが出来る。ギリシアでも中まで入れる神殿は無かったように思う。

入場門まで戻り、一旦外に出て道路を横切って向こう側(西側)の遺跡へ。こちらは先ほど買った4.5EURの入場券で中に入れる。岩がごつごつと置いてあるだけの場所を通り過ぎる。ジョーベ・オリンピコ神殿 (Tempio di Giove Olimpico) の石材の残骸らしい。さらに西へ、円柱の部品が散乱している地区の向こうに、円柱4本の上に屋根の角の部分がかろうじて残っている遺跡がある。ディオスクリ神殿 (Tempio dei Dioscuri)。今にも倒れてしまいそうな不安定な修復に思える。これ以上修復するための断片が見つからなかったのだろうか。

Agrigento - ITALY (アグリジェント、イタリア)

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サン・ロレンツォ聖堂 Chiesa di San Lorenzo

14時5分、バスに乗りアグリジェント中央駅に戻る。駅前広場 (Piazza Guglielmo Marconi) から坂道を登り、公園 (Piazzale Aldo Moro) にあるバールへ。サンドイッチとカフェ・アメリカーノで昼食。2.20EUR。旧市街を見に出かける。アテネア通り (Via Atenea) を西へ。今朝は沢山の人でごった返していた通りは、今は誰も歩いていない。店もほぼ全て閉まっている。緩やかな坂道をどんどん登っていく。サン・ロレンツォ教会 (Chiesa di San Lorenzo) の横を通り過ぎ、坂の頂上に達する。そのままアテネア通りを少し下っていくと、Piazza Luigi Pirandello のサン・ドメニコ教会 (Chiesa di San Domenico) のところまで来る。ロンプラによると、旧市街の見所は大聖堂らしい。大聖堂は旧市街の丘の頂上にあるらしい。サン・ドメニコ教会の横から路地を登っていく。方向感覚がなくなりそうな角度で交差している路地を右へ左へと登っていく。洗面所の石鹸の香りや、居間から漏れるテレビや音楽が通りすがりに流れてくる。車がやっと通れるくらいの幅しかない路地でも、車が走ってくる。すごく器用な運転だ。大聖堂通り (Via Duomo) に出る。この道もイルミネーションが設置されている。

15時、西へどんどん登っていくと大聖堂の横に出る。アグリジェントの丘の最高地点に建っているだけあって、シチリア島内陸部へ続く丘陵地がずっと向こうまで見える。残念ながら大聖堂の入り口は閉まっていて入ることは出来ない。ロマネスク風の正面ファサードの入り口上部には "DOM ... A.D. LDCLXXXII" 、1682年と書かれている。ロンプラには1000年ごろの建造と書かれている。

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旧市街 急な階段の路地 Old Town

大聖堂前広場 (Piazza Don Minzoni ) には小さなバスが1台停まっている。中央駅からバスで来ることも出来そうだ。大聖堂の反対側には建築大学(と思われる)入り口で学生が何人か話し込んでいる。こんな小さな街にも大学があるんだ...。
今度は路地を下っていく。教会内部だけでなく、一般の家の出窓にも小さなプレセピオが飾られている。この国ではクリスマスツリーよりプレセピオを飾ることが一般的なのだろうか。ぼろぼろの壁の崩れそうな家々が立ち並んだ旧市街の路地をのんびり歩く。廃墟のような扉に "SI VENDE" と貼り出された売り家まである。こんな丘の上のボロ家で水道や下水道が機能しているのか心配だ。大抵のイタリア旧市街の家々は水回りに(日本人的感覚から言って)不備があるし、断水や水圧低下が日常茶飯事の欧州で丘の最上部で水がまともに出るのかと...。路地を抜けて大聖堂への参道に出る。"VIA BAC BAC"。面白い名前。16時 一旦ホテルに戻り、トイレで用を足す。

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大聖堂 Cathedral / Duomo
右側のイルミネーションがある通りは 大聖堂通り

16時30分ごろ、再び外へ。駅前から東に伸びる Viale Della Vittoria から日没を眺める。地中海沿いの Porto Empedocle の街の向こうに日が沈んでいく。水平線上には雲がもくもくと沸きあがっている。明日は雨か...。
旧市街へ夜景を撮影しに引き返す。Piazzale Aldo Moro のアテネア通り (Via Atenea) 入り口の巨大イルミネーションに電気が灯った。午後には誰も歩いていなかったアテネア通りにも人通りが戻ってきた。仮設テントの露天までちらほらある。沿道の店もほとんどが営業している。13時ごろに一旦閉店した店が、16時ごろに再び開店する。ラテン国家のサイクルに慣れるのも少し時間が掛かる。サンタクロースが子供たちに風船を配り、トナカイじゃなくてクリスマス風のデコレーションがなされた馬が鈴を鳴らして練り歩く。バイオリンやトランペットを持った数人のブラスバンドも繰り出している。クリスマスだねぇ〜。この小さな街にこれだけの人口が居るのかと思えるくらいの人出だ。

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アテネア通り アルド・モロ広場に面したイルミネーション
Via Atenea at Piazzale Aldo Moro

丘をどんどん登って、大聖堂へ向かう。アテネア通りから一歩出ると人っ子一人歩いていない暗い道。大聖堂へ向かう道だけは物悲しくイルミネーションが灯されている。人出があるのは商店やレストランがある地区だけか...。日本なら神社への参道はものすごく混雑するけど、この国では誰も大聖堂参りをしようとは思わないのだろうか。(ミサは正午前後だけ?) 無人の大聖堂通り (Via Duomo) にも延々とイルミネーションが灯されている。オレンジ色の光に旧市街の汚らしい建物も汚れが目立たず、逆に風格があるようにさえ見える。大聖堂は相変わらず閉まっていたが、側廊のチャペルには大聖堂通りから入ることが出来た。誰も参拝していないチャペルに、異教徒が一人参拝する。迷惑かな...。
19時、旧市街中心部にのんびりと歩いて戻る。アテネア通りはますます混雑しており、歩くのもやっとの状況。アテネア通りの1本南側の細い道にあるピッツェリアへ。切り売りのピザを焼いている店だが、大混雑。飛ぶように売れている。ピザ1枚1.00EUR、アランチーノが0.80EUR。