旅程表 SCHEDULE
  移動 支出金額 円換算
June 25  -> 21:20 西安 XiAn (K82/83) 290 RMB 4600 JPY
June 26   500 RMB 8000 JPY
June 27   253 RMB 4020 JPY
June 28 20:35 西安 XiAn -> (1043) 68 RMB 1080 JPY
June 29  -> (1043) 40 RMB 635 JPY
June 30 -> 00:30 嘉峪関 JiaYuGuan (1043)
嘉峪関 JiaYuGuan -> 酒泉 JiuQuan (bus)
酒泉 JiuQuan -> 嘉峪関 JiaYuGuan (bus)
680 RMB 10800 JPY
July 1   104 RMB 1650 JPY
July 2 09:40 嘉峪関 JiaYuGuan -> 16:00 敦煌 DunHuang 321 RMB 5100 JPY
July 3   236 RMB 3750 JPY
July 4   90 RMB 1430 JPY
July 5 10:45 敦煌 DunHuang -> 12:00 銀川 YinChuan (WH2155)
12:30 銀川 YinChuan -> 14:30 北京 BeiJing (WH2155)
553 RMB 8780 JPY
July 6   775 RMB 12320 JPY
July 7   275 RMB 4370 JPY
July 8   147 RMB 2340 JPY
July 9 08:00 北京 BeiJing -> (T15) 52 RMB 830 JPY
July 10  -> 08:40 广州 GuangZhou (T15)
09:00 广州 GuangZhou -> 11:00 深川 ShenZhen (bus)
92 RMB 1460 JPY
合計 (TOTAL)
(うち、宿泊代)
(うち、主な交通費)
71200 JPY
(22670 JPY)
(24100 JPY)

円換算は、おおよその値です。


為替レート FOREX
Renmin Bi (Yuan) (RMB, CNY) 人民元

1 (RMB) = 15.89 (JPY) CITI BANK June 25

参考までに、USD-JPY レートは、1 (USD) = 120 - 125 (JPY)でした。


物価 PRICE
鉄道 TRAIN

西安 XiAn -> 嘉峪関 JiaYuGuan 硬臥下鋪 259 (RMB) (4120 JPY)
北京 BeiJing -> 广州 GuangZhou 軟臥上鋪 675 (RMB) (10730 JPY)

長距離バス BUS

嘉峪関 JiaYuGuan -> 酒泉 JiuQuan 硬座 3 (RMB) (50 JPY)
嘉峪関 JiaYuGuan -> 敦煌 DunHuang 硬座空調 66.5 (RMB) (1060 JPY)
北京机場 BeiJing airport -> 北京站 BeiJing station 硬座 16 (RMB) (250 JPY)

市内交通 CITY TRAFFIC

公共汽車
西安市 硬座 1 (RMB) 硬座空調 2 (RMB)
嘉峪関市 硬座 1 (RMB)
北京市 硬座 1 (RMB) 硬座空調 2 (RMB)
广州市 硬座 1 (RMB)

地下鉄
北京市 3 (RMB) 均一
广州市 5 (RMB) 广州東〜黄沙

その他
敦煌 (市内〜莫高窟) ミニバス 10 (RMB)

タクシー TAXI

嘉峪関市 (第一墩、嘉峪関城) 約20km周遊 2〜3時間 60 (RMB)
嘉峪関市 (懸壁) 約 10km 往復 2〜3時間 60 (RMB)
敦煌市 (市内〜空港) 約10km 30 (RMB)

ホテル HOTEL

  • ホテル
    西安市 (光華賓館) 158 (RMB) (2510 JPY)
    嘉峪関市 (長城賓館) 300 (RMB) (4770 JPY)
    敦煌市 (广源大酒店) 200 (RMB) (3180 JPY)
    北京市 (紅十字会賓館) 220 (RMB) (3500 JPY)

    すべて、ツインルームの価格。(バスタブ付きシャワー、テレビ、空調)

軽食 FOOD

  • 朝食向き
    粥 1 - 8 (RMB)
    面 3 - 8 (RMB)
  • 昼食向き
    ランチセット風 5 - 10 (RMB)
    列車内で売りに来る飯 10 - 15 (RMB)
  • 夕食向き
    炒め物など一品 5 - 15 (RMB)
    湯(スープ) 5 - 10 (RMB)
    白飯 1 - 3 (RMB)

トイレ TOILET CHARGE

玉門鎮 1.5 (RMB)


旅の感想 MY IMPRESSION
■ テーマパーク 「中国」

まずは、よかったところと、悪かったところを書きます。

  • よかったところ
    西安 兵馬俑 1号坑、展示館
    嘉峪関 長城第一墩と北大河、懸壁長城
    敦煌 鳴砂山
    北京 故宮
    蘭州〜武威西の列車からの景色 (祁連山脈)
  • まあまあのところ
    西安 大雁塔、清真大寺、秦始皇陵
    嘉峪関 嘉峪関城
    敦煌 莫高窟
    北京 八達嶺長城、居庸関長城、天壇、天安門、長陵、定陵
  • ガックリ
    西安 西安事変庁、臨潼博物館、秦陵地宮、安定門(西門)、鐘楼
    酒泉 酒泉公園の泉
    北京 定陵の地下宮殿、頤和園

じっくり考えてみると、「団体旅行専用」と言った感じのところや、やたら混んでいるところの評価は低いです。多くの人が「すばらしい」と言っている敦煌の莫高窟は、私の個人的感想では「それほどでもないところ」に分類されています。

酒泉公園にて

中国はどんどん観光地化されています。それも、中国人団体観光客向けのものと、海外からの団体観光客向けのものの双方が、テーマパークのように整備されてきています。
「あるがままの遺跡」を見に行くには すでに手遅れですね。1980年代に行っておくべきでした。
もっとも残念なのは、遺跡を破壊して、そのあとに「遺跡風」観光地を造っていることです。北京の頤和園がその典型例です。旧式に見える建物が「鉄筋コンクリート製」だったり、木造風に見えるものが「樹脂製」だったりするのはガックリを通り越して、観光詐欺です。
嘉峪関の懸壁長城にしても、かなり新しい物のようです。(Webで旅行記を検索すると、かなり前の写真には工事中の懸壁長城が掲載されていたりします) 長城第一墩も観光客が近づきそうな部分だけ不自然に修復されています。

深川に「世界の窓」という海外の観光地のミニチュアテーマパークがありますが、中国政府にとって見れば、貴重な遺跡もテーマパークと何ら変わらない物なのでしょう。

本来の遺跡を見たい人は、全てリニューアルされてしまう前に行かれる事をお勧めします。

■ 自己チュー 「中国」

どこにいっても、自己中心的中国人がわんさかいました。鉄道、バス、観光地、食堂、道端…

「公衆のマナー」など、存在しないが如く行動しています。譲り合いの精神でなく、奪い合いの精神です。

でも、中国に入って何日かすると、「奪い合いの精神」に慣れてしまいますので、問題ありません。日本の常識はみごとぶっ飛んでしまいます。市バスが到着して、席に突進する群集の中に自分を見たときは、さすがと思ってしまいました。
ただ、果物の種や皮を道端に落としながら食べるのだけは真似できませんでした。日本に戻って、テーブルの上にタンを吐いたり、食べカスをぶちまけたりする行動が つい 出てしまったら困るので。

有名な逸話があります。「大東亜戦争時、日本は中華民国や中共の内情を探るため、スパイを多数中国大陸内に潜入させていた。彼らは完璧な中国語を操り、身なりも人相も中国人そのものであった。だが、彼らの多くは二度と日本には戻らなかった。食堂で上品に食事をするのは中国人でないということで、身元が明かされてしまったのだ。」

■ 言葉は何とかなる。食べ物もおいしい

嘉峪関市の定食屋の人気の昼食メニュー

日本と同じ「漢字」を使う国です。まず、読めない文字など存在しない。(読めなくても、何とか意味くらいは推測できる。)
要は、新中国で制定された「簡易体漢字」と戦後日本で制定された「常用漢字」の簡略化の仕方を覚えてしまえば簡単です。

食べ物は、日本の中国料理店とほぼ同じ物が食べられた。安い上に旨い。1食500円あればレストランで食事できます。ただ、一皿あたりの量が多いので、一人で入ると1品しか食べられないかも。
夜食や朝食にはカップラーメンもあります。ほとんどすべてもカップラーメンには、フォークが付いているので、箸を持っていくのを忘れても食べられるのがありがたい。

■ 中国は発展途上国なのか、先進国なのか?

中国の主要都市には高層ビルが乱立し、主要都市では観光客が必要な物は何でも手に入る。テレビでは、中国の先進性を褒め称える「政府のコマーシャル(ロケットや高層ビル、電子機器があふれる中国を現している)」が流れている。
観光客は、先進国と思って訪れて間違いないのではないでしょうか。食品、衣料品は現地で何でも手に入ります。電化製品を買いたければ、これまたなんでも手に入ります。

中国の誇る宇宙ロケット 長征2F

で、そういう中国に 経済援助をしているのが日本国政府です。中国は、他国(南アジアやアフリカ)に経済援助する援助供与国でもあります。それに、中国の一般人民は、中国が日本やドイツから経済援助を受けていることなど全く知りません。(報道機関が全くそのような報道をしないため)
何かおかしいですよね。北京空港にしても、なぜ日本が融資しなければならないのか。

彼らには、有り余る金があるはずです。(日本ほどではないですが)

一部の日本人は、戦時賠償としてODAを行っていると言いますが、戦時賠償、被害補償はすでに決着済みのはず。

ODAと戦後補償の一覧はこちら (個人的資料)

■ 総合的に見れば

まあ、一度行ってみる価値はあるところだと思った。何回も訪れる価値があるとは思えないが。

都市はどこも似たり寄ったり。観光地もテーマパーク化しているので、同じ種類のものならほとんど同じ。重複して訪れる必要はないと思った。
(今回で言えば、八達嶺長城と居庸関長城、長陵と定陵は似ているし、観光客ずれした観光地なので時間が無いなら片方でもいいところだと思う。)


情報 INFORMATION
■ 鉄路票 価格表

北京西 〜 广州 (2294km)を例にとって各等級の値段を比較

硬座客快 普快 124 RMB  快速 144 RMB
硬座客臥 上鋪 224 RMB  中鋪 234 RMB  下鋪 244 RMB
硬座普快臥 上鋪 244 RMB  中鋪 254 RMB  下鋪 264 RMB
硬座快速臥 上鋪 264 RMB  中鋪 274 RMB  下鋪 284 RMB

軟座客快 普快 223 RMB  快速 243 RMB
軟座客臥 上鋪 388 RMB  下鋪 408 RMB
軟座普快臥 上鋪 408 RMB  下鋪 428 RMB
軟座快速臥 上鋪 428 RMB  下鋪 448 RMB

新空調硬座客快 普快 223 RMB  快速 253 RMB
新空調硬座普快臥 上鋪 398 RMB  中鋪 413 RMB  下鋪 428 RMB
新空調硬座快速臥 上鋪 428 RMB  中鋪 443 RMB  下鋪 458 RMB

新空調軟座客快 普快 372 RMB  快速 402 RMB
新空調軟座普快臥 上鋪 645 RMB  下鋪 675 RMB
新空調軟座快速臥 上鋪 675 RMB  下鋪 705 RMB

各都市間の距離と「新空調硬座快速臥 上鋪」の価格

北京〜哈爾浜 1288 km  270 RMB
北京〜西安 1200km  256 RMB
北京〜嘉峪関 2573 km  466 RMB
北京〜鳥魯木斉 3768km  609 RMB
北京〜上海 1463 km  306 RMB
北京〜重慶 2087km  401 RMB
北京〜成都 2042km  391 RMB
西安〜蘭州 676km  164 RMB
西安〜嘉峪関 1446km  298 RMB
西安〜鳥魯木斉 2568km  466 RMB
吐魯番〜喀什 1446km  298 RMB

2001年4月の鉄道部運輸局 中国鉄道出版社 発行の「全国鉄路旅客列車時刻表」より抜粋

■ 気温

暑かったです。各都市での気温のグラフを載せて起きます。赤く塗ったところが滞在日です。(グラフのレンジは、6月から7月。データは (C) 2001 noaa.gov)

各都市の気温 (縦軸:摂氏温度、横軸:日)