エジプトの旅日記に必要な情報 (Basics for Travel Log) |
古代エジプトの神 (Gods of ancient Egypt) |
主な神 吉村作治教授の本より、抜粋すると、こういう風になります。 『オシリス神話と呼ばれる古代エジプトの創世神話では、天地創造の神アトゥムがまず大気の神シューとその妻テフヌトを吐き出し、その二人から大地の神ゲブと天空の女神ヌトが誕生した。その二人の神からオシリス神とその妹でイシス女神、弟セト神と妹ネフティス女神という二組の神様が生まれる。オシリス神とイシス神の間に生まれるのがホルス神で、後にホルス神は王権をつかさどる神になる。神話ではオシリス神は弟セト神に妬まれて殺害されてしまうのだが、いつも妻のイシス女神によって再生する。しかし、ついには冥界の神となり、地上の支配者はセト神と戦って勝った息子のホルス神になるというのがだいたいの筋だ。』 『ハトホル女神というのは、エジプトのヴィーナスにあたる神だ。… イシスとハトホルは姉妹のようなものであり、また同一のものであるとも言われている。』 『アメン神と言うのはアニミズムの象徴で、新王国時代まで国家の守護神として神々の頂点となっていた神である。太陽神ラーと組んで、アメン・ラー神となり、アメン神にささげられた神殿が次々と建設されたり、アメン神の最高神官の権威が王を超えるほど担っていたのが、第18王朝時代の後半だった。アクエンアテン王は、それは間違いであると敢然と反対を唱えた。この世の神は太陽神アテンだけだと主張した。多神教だったエジプトを一神教に変えようとしたのだ。アクエンアテン王はアテン神以外の神をすべて廃止しようとしたが、アメン神官団をはじめ旧体制派によりクーデターが起き失脚した。』 |
古代エジプトの歴史 (HISTORY) |
古代エジプト文明と言えば、BC3000年頃〜BC400年頃までを言うらしい。BC332年にエジプトを占領したアレキサンダー大王は欧州人(マケドニア地方)であるし、BC305〜BC30の間続いたエジプト王朝(プトレマイオス朝)も欧州人(ギリシア人)の王朝である。文献の多くは、このプトレマイオス朝までをエジプト王朝の統治する古代エジプト文明の国家といっているようである。 古王国では首都は現在のサッカラあたり(カイロの南西)にあり、中王国のときは現在のルクソールに首都があった。新王国の時には、カイロの北東のペル・ラメセスという都市が首都となり、アレキサンダー大王のときは、(その名の通り)アレキサンドリアを建設した。(その後のローマ帝国の首都は、当然ローマです) カイロ → ルクソール → アスワン と旅すると、時代の古い順に遺跡を見ていくこととなります。(私は、その逆の、新王国 → 中王国 → 古王国 と見た) ある程度歴史の流れを本などで読んでから旅すると、たった1週間で『エジプト史のハイライト』をすべて回れます。 私は歴史の専門家ではないので、間違った歴史解釈を書いているかもしれません。 【Egyptian Kings http://www.touregypt.net/kings.htm
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参考文献 (REFFERED DOCUMENTS) |
BOOK |
Lonely Planet "Egypt" - 4th edition / November
1996 ピラミッド文明・ナイルの旅 吉村作治著 / December 2000 NHK出版 地球の歩き方 - エジプト 2000-2001版 / May 2001 ダイヤモンド社 世界遺産を旅する - 12・エジプト、アフリカ / October 1999 近畿日本ツーリスト この1冊で世界の歴史がわかる! 木村光男著 / August 1997 三笠書房 アラビア語の入門 本田孝一著 / September 1998 白水社 |
NET |
Egypt: The Complete Guide http://www.touregypt.net/
えじぷとぴあ http://www.egypt.co.jp/ Al Islam http://www.al-islam.com/ Arab Net http://www.arab.net/ Space Imaging http://www.spaceimaging.com/ |