1998年 臺灣旅遊日記 Traveling in Taiwan : 台北

December 11, 1998 (Friday)

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二二八和平公園の楼閣

朝、ユースホステルで同じ部屋に宿泊している日本人男性、別の部屋に泊まっている日本人女性2人と一緒に、大亞商場南側の安食堂街に出かける。朝食に豆乳と豆腐と豆を混ぜて造ったお好み焼きのようなものを食べる(25元, 92円)。天気は小雨。午前中は中正記念堂へ出かける。

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中正紀念堂

二二八和平公園中正紀念堂

宿泊した大亞商場ビルから5分ほど南に行った所にある。日本統治時代に都市計画公園として造られたのが二二八和平公園。当時は「台北新公園」という名前だったそうだ。敷地内には国立台湾博物館(日治時代には総督府博物館)がある。この公園を縦断すると、総統府前の大通りに出る。早朝に行ったが、近隣の観光庁や企業に通勤する人が沢山通り抜けて歩いていた。

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中正紀念堂の蒋介石像

中正紀念堂は、総督府の東にある蒋介石の顕彰施設。高さ76mの巨大な記念堂の本堂の中には蒋介石の巨大な坐像が安置されていて、ホールの中を陸軍儀仗隊が警備している。9時ちょうどに正面の門が開かれると同時に入場した。坐像の背にあたる壁には「倫理、民主、科学」という三民主義の教義が書かれている。広い敷地内には国家戯劇院と国家音楽庁が本堂から見て対称の位置に建てられている。国家音楽庁前では、何やら演劇の練習をしている人が沢山居る。お年寄りが、太極拳ではなく何か劇のようなものを練習しているようだ。

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中華民国総統府

中華民国総統府

日本統治時代には、台湾総督府と呼ばれていた1919年に完成した建物。今でも現役で総統の官邸として使われている。1998年現在の総統は親日家の李登輝だ。建物全体に電飾の電球が取り付けられているが、夜に見に来ても光っていない。毎日イルミネーションしているわけでもないようだ。

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連興自助餐

昼食は、再び大亞商場南側の安食堂街へ。連興自助餐という店で、魚料理に海藻・野菜のサラダ、ご飯を注文して75元(277円)。安くて旨いとは、まさにこの手の安食堂だ。

Bus
台北車站(12:30頃発)→ 故宮博物院(13:00頃着)
バス 304系 運賃 30元(111円)
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故宮博物院

故宮博物院

もともとは清王朝が(北京の)紫禁城に収蔵していた宝物を、第二次大戦や国共内戦によって疎開させた宝物のうち、一部分を中華民国政府が台北に移送してきたものを展示している。Wikipediaによれば『1948年の秋に中華民国政府は故宮博物院から2,972箱に及ぶ所蔵品を精選して台北へと運んだ』とされていて、北京の故宮(紫禁城)よりもグレードの高い宝物が台湾側にあると考えてよいだろう。台北站前より304系統バスに乗り30分(運賃30元, 111円)の、台北市の北の外れにある。入場料は80元(296円)で、内部は写真撮影禁止。翠玉白菜(ヒスイで造られた白菜のオブジェ)や、清朝の康熙帝・雍正帝・乾隆帝が命じて造らせた陶磁器コレクション、佐藤栄作が蒋介石に贈った唐三彩天王像、清朝時代の彫象牙透花人物套球(象牙に細かい彫刻を施した球) など、教科書に掲載されているレベルの有名な美術品が並んでいる。さすが、中国4000年の歴史…。

Bus
故宮博物院(14:40頃発)→ 台北車站(15:20頃着)
バス 304系 運賃 30元(111円)
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館前路

夕食は、再び大亞商場南側の安食堂街で。肉料理2皿と野菜炒めで75元(277円)。コンピューターの部品屋が集まった雑居ビルNOVA資訊廣場を見に行く。香港の旺角電脳商場と似たような感じで、秋葉原にあるパソコンショップが雑居ビルに押し込められたような感じのところだ。

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開封街のセブンイレブンで売られているおにぎり類

その後、セブンイレブンに入りスプライト(25元, 92円)とおでん(2本で25元)を購入。台湾にセブンイレブンがあるのも驚きだが、“おにぎり”や“おでん”が売られていることにさらに驚く。品揃えが日本とほぼ同じ…。全然中華風じゃないです。

Hotel
大亞青年活動中心
250元(925円)/1泊 (ドミトリー)

December 12, 1998 (Saturday)

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館前路の吉野屋での朝食

朝食、新光三越ビル西側の館前路にある吉野家へ。牛丼並盛を注文したら、漬物と味噌汁がセットになって90元(333円)。中国や台湾の吉野家は、味噌汁が付くだけでなく価格も安い。

Bus
台北車站(9:50頃発)→ 世貿中心(10:30頃着)
バス 22系 運賃 15元(55円)
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資訊月展覧

資訊月展覧

世界貿易中心(コンベンションセンター)で行われていた、パーソナルコンピュータの展示会。マイクロソフトやインテル、COMPAQといった大手IT企業だけでなく、なんと台湾軍も展示ブースを構えている。会場を訪れる若者に、台湾軍に就職しないかというスカウトをするのだろうか…。この展示会は企業向けではなく、一般客向けの新製品即売会のような状態になっている。

Bus
世貿中心(11:50頃発)→ 台北車站(12:30頃着)
バス 22系 運賃 15元(55円)
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光華商場のパーソナルコンピュータの部品店

自助餐で肉団子スープと中華丼で昼食後(70元, 259円)、台北站前から忠孝路を東へ1.5kmほど行った所にある光華商場まで歩いていく。道路は日本と違って、車だけでなくスクーターが大量に走っている。自転車や鉄道よりも、スクーターが大好きなのだろうか。

光華商場は、午前中に行った資訊月展覧と同じような品揃えのパーソナルコンピュータの店が、国道の高架下にぎっしりと並んでいるところだ。秋葉原や大阪日本橋と同じく、もちろん家電品の店や電気工事用の資材を売る店、電子部品店などもある。

大亞商場のユースホステルに戻り、鍵のデポジット料金(350元)を返してもらう。明日の日曜日はユースホステルの受付は閉まっているので、チェックアウト時には鍵を受付の部屋のポストに投げ込んでおけばよいそうだ。

今日日本からユースホステルに到着した大学生2人と共に、昼と同じ店で夕食を食べ(70元)、西門地区の露天などで杏仁ジュース(30元)や餃子スープ(5元)などを食べ歩きする。夜遅くまで、学生のような若い人が沢山出歩いている。もちろん、予備校の行き帰りの学生も居るだろうが、外食に来ている人も居るようだ。これだけ外食費用が安ければ、外で食べるのも経済的な負担感は殆ど無いのかもしれない。

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公園路 可可揚桃汁大王
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重慶南路 防空避難室 (現在も戦時体制のようです)
Hotel
大亞青年活動中心
250元(925円)/1泊 (ドミトリー)

December 13, 1998 (Sunday)

朝食は、大亞商場南側の安食堂街にある華華速食快餐という店で、麺線(ラーメンの一種)を食べる(30元, 111円)。8時15分、台北站前よりバスに乗り中正空港に向かう。地球の歩き方には、“空港バスは渋滞に巻き込まれるので、時間的余裕を持つこと”と書かれているが、渋滞などどこにもなく、全速力で高速道路を走り40分で空港に到着。

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信陽街 華華速食快餐 (麺線を食べた店)
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中正空港から乗ったNW70 (DC10型機)
Bus
台北車站(8:15発)→ 中正空港(8:55着)
台汽客運バス 110元(407円)
Air
台北、中正空港(12:00発)→ 関西空港(15:10着)
NW70 マイレージ無料航空券