ハンガリー、フランス 旅日記 : ショプロン、ソンバトヘイ、ペーチ

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September 26, 2010 (Sunday)

Győr - Hungary (ジェール - ハンガリー)

夜中にかなり雨が降っていたようで、雨が地面をたたきつける音がずっとしていた。7時過ぎに朝食を食べて、8時過ぎに駅へ。雨は上がったばかりで、雲がすごい速さで南の方へ流されていくのが見える。

Train
ジェール駅(8:40発) → ショプロン駅(9:45着)
D990 運賃 1650フォリント(670円)

ショプロン行きの列車3番線、ソンバトヘイ行きの列車3番線、どちらも8時35分発?? と駅の出発案内に出ている。3番線のプラットホームへ行くと、案内表示にはぜんぜん違う行き先を表示している。どれが本当なんだろうねぇ...。車両の連結装置をつなぐ作業員がプラットホームに居たので、ショプロン行きの車両を教えてもらって乗車。5分遅れの8時40分出発。

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ジェール駅で出発を待つショプロン行き列車
train for Sopron, at Győr station

列車は西へ。気象衛星の写真では晴れの領域に近づいているはずだ。車窓の畑は、低いところは一面の水溜り状態になっている。
ショプロン往復の切符を一昨日に買ったが、時間が余りそうなので、ついでに他の所も寄ろうかと、Kindleをインターネットに接続して時刻表検索する(いまのところ、Kindleのネット接続は無料なのでありがたい)。ソンバトヘイに接続する列車がちょうどいい具合にあるようなので、そこへ行くことに決める。
本当に乗客が乗り降りするのか、畑の真ん中にあるような辺鄙な駅にも一つずつ停車して、9時45分にショプロン着。

Sopron - Hungary (ショプロン - ハンガリー)

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中央広場に面した14世紀に建てられた建物
14th century building, at Fő tér

ローマ帝国時代の"スカルバンティア"という町が起源で、当時から(旧市街の)中心広場の位置は変わっていないそうだ。ハンガリーがオスマン・トルコの執政下にあった時代も、この街は占領を免れたそうで、第一次大戦後にオーストリア=ハンガリー帝国が解体されるときには、住民投票でハンガリー側に組み込まれることを選択したそうだ。(以上、Wikipediaからの豆知識) ハンガリーの至るところで看板を見かける、(ハイネケンに買収された)ビールのSoproniはこの街の名産品なんだろう。

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修復工事中の火の見塔
Tűztorony (Firewatch Tower)

駅を出る。雨が降ったためなのか、北からの空気が流れ込んだのか、結構肌寒い。駅から旧市街方向へ真っ直ぐに延びている通りを10分ほど歩く。今日は日曜日なので、沿道の商店は全て閉店している。旧市街へ入っても、もちろん商店はお休み。観光地とかそういうのは全く関係ない模様。そこらじゅうの教会の鐘が一斉に鳴り、教会から信者が吐き出されてくる。この瞬間だけ、街に人通りが戻るが、自動車などで一目散に家に帰ってしまうので、すぐにゴーストタウン状態。

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中央広場。三位一体の塔と山羊教会
Fő tér

旧市街の中心広場へ。17世紀に造られた"火の見塔"と呼ばれている時計塔と、山羊教会の尖塔に挟まれた広場の中心には、三位一体のモニュメントが建っている。ちらほらと観光客が居るくらいで、秋の観光の季節の観光地とは思えないほどの静寂さ。まあ、火の見塔はフェンスで囲まれて修復工事中だし、山羊教会の内部は床が引き剥がされて工事の真っ最中だし、観光客に来てもらう体制になっていないことは確かだろう。

ローマ時代からの街ということで、その当時の遺跡か何かを期待してみたが、そういうのは目立つ形の観光地としては残っていないようだ。

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ショプロン駅に保存されている蒸気機関車
Steam locomotive at Sopron station

天気予報は「雨」なのだが、チラッと晴れ間が覗いてくれた。駅へ戻りソンバトヘイ行きのローカル列車に乗る。(この列車は、ハンガリー国鉄じゃなくて、オーストリア・ハンガリー二重帝国時代に起源を持つ歴史ある GYSEV Raaberbahnという会社が走らせている。)

Train
ショプロン駅(11:37発) → ソンバトヘイ駅(12:45着)
R9162 運賃 1280フォリント(520円)
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列車の入り口扉を開けると、犬が二匹鎮座
at train for Szombathely

列車はほとんど乗客が居ないのに、豪勢な3両編成。私の乗った車両のデッキには、大きな犬が2匹鎮座していた。11時37分、ショプロン発。単線の各駅に停車していく。途中、発電用風車が建ち並んでいるところを通る。12時45分、ソンバトヘイ到着。

Szombathely - Hungary (ソンバトヘイ - ハンガリー)

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フランシスコ派教会の聖母子像
at Ferences templom

この街もローマ時代を起源としていて、当時の町の名前はサヴァリア。ローマ帝国のパンノニア州の州都だったそうだ。現在では人口7万人の街で、この地域の県庁所在地だそうだ。(Wikipediaよりの豆知識)

ショプロンで少し見えていた青空も、すっかり影を潜めて、どんよりと曇っている。駅を出て真っ直ぐ西へ。サヴァリア博物館のある公園の横に、泥水の濁流渦巻く小川が流れている。よっぽど雨が降ったのだろう。カルガモの親子が岸辺の木の陰に避難している。

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中央広場のB級グルメ露天
Local food stand at Fő tér

この街もゴーストタウン状態。イスラムの食べ物"ケバブ"屋も休んでいるくらいだ。中央広場に近づくと、音楽が流れてくる。B級グルメの露天が出て、仮設ステージでは(ハンガリーの)カントリー・ミュージックを演奏している。街の中でここだけはたくさんの人で賑わっている。

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中央広場での民族音楽、民族舞踊
Country music show at Fő tér

と、とある露天を見ると、ブタを大量展示中。看板には"HUNGA PIG"とある。"HUNG A PIG"の間違いなのか、ブタを売っているのか...。親ブタだけでなく、子豚も付けて売っているのか全くの謎の露天。

その露天の並んでいる中央広場から、市役所を越えて南側にイシス神殿跡があると"歩き方"には書かれている。遺跡のある辺りが仮設の壁で囲われて、コンクリートでパルテノン神殿のような建物の建設真っ最中。隣の建物の階段から工事現場を見下ろすが、地面は完全にコンクリートやタイルで覆われて、どこが"遺跡"なのか分からない。これじゃあ、復元を通り越して、捏造じゃないですか...。

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大聖堂
Székesegyház (Cathedral)

中央広場を再び通り抜けて、大聖堂へ。市役所は味気ないコンクリートの四角いビルだが、大聖堂の近くにある県庁舎は歴史ありそうな建物。さらに歴史ありそうな司教館と18世紀に建てられた大聖堂がある。大聖堂は、中には入れない。日曜だからなのか、いつも入れないのかは知らないけど。

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ローマ遺跡
Romkert (Roman ruin)

雨が降ってくる。土砂降り。大聖堂横のローマ遺跡公園に入る(入場料600 フォリント)。モザイクタイルが残っているのを見れる以外は、復元されまくった遺跡が見れる。学術成果をもとに、コンクリートと石で遺跡を"造って"しまっては、もはや"遺跡"じゃないでしょう...。

Train
ソンバトヘイ駅(15:00発) → ジェール駅(16:20着)
IC913 運賃 2650フォリント(1090円)

土砂降りの雨の中、駅へ戻る。15時発のブダペスト行きインターシティに乗る。この列車は、運賃(2110フォリント)の他に特別料金(540フォリント)の切符が必要。乗客はうまい具合に座席が全て埋まる程度の満員状態。特別料金が要らない各駅停車の半分の時間、約1時間でジェールに到着。

Hotel
ジェール : Hunyadi Panzio(ハンヤディ・パンツィオ) 1号室
ダブルベッド部屋、朝食付き。8530フォリント(3500円)/1泊

 

September 27, 2010 (Monday)

Train
ジェール駅(8:31発) → ブダペスト ケレンフェルド駅(9:54着)
Railjet 41 運賃 6300フォリント(2580円) ペーチまでの通し料金
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ジェール市庁舎。雨雲が去り晴れてきた
Győr Városháza (city hall)

8時、ペンションをチェックアウト。さっきまで曇っていたが、少しだけ晴れ間が覗いている。駅へ。

8時31分発の列車、ウィーンとブダペストの間を走っている急行レールジェットに乗る。珍しく時間通りに出発したと思ったが、だんだん遅れが蓄積していく。ブダペストに入る手前で単線になり、行き違いの列車を待ったりして約20分遅れて、ブダペスト・ケレンフェルド駅に到着。

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サラエヴォ行き列車がブダペスト ケレンフェルド駅に到着
Train for Sarajevo arrive at Budapest Kelenföld

乗り継ぐはずのペーチ行きインターシティの出発時刻が5分後に迫っている。隣のプラットホームの案内表示には、10時発インターシティのドンボルバル行きと書かれていて、"小さく" ペーチ、サラエボ方面という表示も見える。ホームの移動をせずに乗り換えられるのはありがたい。

と思っていると、"ドンボルバル行きインターシティは20分遅れ"との英語で放送が...。どうも、ほとんど全ての列車が15分~20分遅れているようだ。

Train
ブダペスト ケレンフェルド駅(10:20発) → ペーチ駅(13:10着)
IC537 運賃は1本前のRailjet料金に合算されている
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ペーチ駅に到着
Train arrive at Pécs

20 分遅れでやって来たインターシティは、到着駅別に1両~数両の車両をつなぎ合わせた列車だ。電気機関車のすぐ後ろは(一番遠い)ボスニアのサラエボ行き、その後ろにペーチ行きの車両、その後ろは良く見てないので分からないが、もっと手前の駅で切り離されるのだろうか...。

ブダペストを出発したときには晴れていたが、南へ行くにしたがって曇ってきて、ぽつぽつ雨が降り出す。辺りは霧に包まれたように、低い雲が手に届くような所を流れている。30分遅れの13時10分ペーチ到着。

Pécs - Hungary (ペーチ - ハンガリー)

ネットで予約したホテルは、値段が安いため、市街地中心から2kmほど離れている。駅前からバスが出ているが、どれに乗ってよいのかさっぱり分からないので、GoogleMapの情報に従って30分ほど歩く。

旧市街の南東部に巨大なショッピングモール(ARKAD)が、ホテルの近くにスーパー(MATCH)があるのが歩いている途中に分かった。とりあえずは、スーパーを探す必要は無いわけだ。ホテルに荷物を置いて、旧市街へ。

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ペーチの旧市街。フェレンセセク通り
Ferencesek utcája, old town area of Pécs

小さな国境の街と思っていたら、結構にぎわっている大きな繁華街があるのには驚いた。Wikipediaによれば人口15万人で、ジェールの12万人より少し大きい程度だが、旧市街の繁華街の賑わいはこちらの方が上だと思う(ショッピングモールもあるし...)。

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セーチェニ広場のモスクと三位一体のモニュメント
Széchenyi István tér, Mosque and Trinity monument

旧市街中心のセーチェニ広場まで、ホテルからゆっくり歩いても15分ほど。1階にマクドナルドが入っている市役所、三位一体のモニュメント、オスマン・トルコ時代のモスクなどが一望できる。広場の真ん中では、コンサートをやるらしく、準備の真っ最中だ。今日は祭日か何かなのだろうか...

モスクは、現在では教会として使われているようで、丸い屋根のてっぺんに付いている(モスクでよく見かける)三日月の上に、十字架が付き刺さっている。モスクのまま観光地にしちゃえばいいのに...。中には入れないようだ。

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4本の同じ大きさの塔を持つ大聖堂
Székesegyház (Cathedral)

セーチェニ広場から西へ。4つの塔を持つ19世紀末に建てられた大聖堂がある。ここは入場料600フォリント払う必要がある。ドイツ人の団体が来ていたので、堂内のシャンデリアに明かりが点っていた。

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大聖堂の身廊。黄金彩色で豪華
Nave of Székesegyház (Cathedral)

個人客ばかりだったら、堂内は大抵の場合真っ暗だから、団体はうるさいがありがたいものでもある。歴史が短いだけに、地下のクリプトは"墓場の雰囲気"があまりしない明るい地下室だった...。

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旧市街を取り囲む城壁跡の塔
Tower of former city wall ruin

先ほどまでどんよりと曇っていたが、少しだけ晴れ間が出てくる。めまぐるしく変わる天気だ...。とりあえず、青空が出ている間に、一通り観光地の写真だけでも撮影しておく。

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セーチェニ広場のステージでのコンサート
Concert at Széchenyi István tér

セーチェニ広場に戻ると、コンサートが開かれていた。アマチュアの出演者が出てきて、歌と踊りを披露している。アマチュアといっても、それなりに訓練されててうまいけどね。ショッピングモールへ。フードコートで中華料理(アジア料理と書かれている)の店で夕食。八宝菜みたいなのと焼き飯で660フォリント、キャベツの酢漬けサラダが220フォリント。まあ、高くも無く安くも無くという価格。

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セーチェニ広場のステージでのコンサート
Concert (Tango) at Széchenyi István tér

明日、ホテルから駅へ行くバスを試すため、駅から逆向きに乗車してみる。40系統で駅(Fopalyaudvar)からホテルの近くのバス停(Major utca)まで。切符(220フォリント)はあらかじめホテルの近くのバス停横のバーで買っておいたのを使った。バス車内では切符は売っていない模様。しかし、30分に1本とか、あまりにまばらな運行ダイヤ...。

Hotel
ペーチ : Retro Hotel(レトロ・ホテル) 209号室
ダブルベッド部屋、朝食付き。7250フォリント(2980円)/1泊